これまでのあらすじ

『病迷悪夢』
1章.病迷悪夢読者3989 評価34 分岐1
2章.病名不明の病読者1143 評価7 分岐1
3章.夢ギルドでの再会読者757 評価3 分岐1
4章.先輩読者632 評価2 分岐1
5章.影裏読者487 評価0 分岐1
6章.復讐読者508 評価0 分岐2
7章.出会い読者541 評価0 分岐1
8章.植物読者495 評価1 分岐1
9章.初依頼読者402 評価0 分岐1
10章.指名手配の悪夢を探して読者476 評価2 分岐1
11章.交戦開始読者414 評価0 分岐1
12章.交戦後__読者385 評価0 分岐1
13章.初依頼達成読者432 評価0 分岐1
14章.復讐に燃えて読者359 評価0 分岐2
15章.夢の病の裏。読者372 評価2 分岐1
16章.特訓開始読者455 評価0 分岐1
17章.二日目の海にて..読者410 評価0 分岐1
18章.棘葉と拳読者359 評価0 分岐1
19章.来訪、そして女子組入浴読者376 評価7 分岐1
20章.少女入浴中読者356 評価0 分岐1
21章.特訓最終日読者305 評価0 分岐1
22章.影裏のプライド読者350 評価0 分岐1
23章.暗き夜の妖精は夢を見るのか読者325 評価0 分岐1
24章.小さき姫は何を思う読者337 評価0 分岐1
25章.遂に開幕読者318 評価0 分岐1
26章.一回戦開始読者362 評価0 分岐1
27章.速けりゃいいってもんじゃない読者367 評価3 分岐2
28章.二回戦読者314 評価0 分岐1
29章.Bブロック一回戦読者345 評価3 分岐1
30章.有利的な展開読者302 評価0 分岐1
31章.属性?能力?そんなものは読者357 評価2 分岐1
32章.形勢逆転読者268 評価0 分岐1
33章.Bブロック一回戦、終了後読者342 評価2 分岐1
34章.四回戦読者367 評価0 分岐1
35章.反撃開始読者332 評価0 分岐1
36章.夢と現、誠と現読者292 評価0 分岐1
37章.次の試合。どうなる事やら読者300 評価0 分岐1
38章.魂削り取る者読者284 評価0 分岐1
39章.Bブロック二回戦読者372 評価4 分岐1
40章.Gブロック読者302 評価0 分岐1
41章.波乱の幕開け?読者316 評価0 分岐1
42章.Aブロック二回戦決着読者273 評価0 分岐1
43章.光操る者、魂削る者読者278 評価0 分岐1
44章.Bブロック決着読者284 評価0 分岐1
45章.残酷さがある者程____読者324 評価0 分岐1
46章.宿命読者330 評価0 分岐1
47章.棘葉の怒り読者514 評価0 分岐1
48章.メアのアドバイス読者306 評価0 分岐1
49章.Eブロック二回戦白熱読者329 評価1 分岐1
50章.Gブロック読者473 評価0 分岐1
51章.三回戦読者256 評価0 分岐1
52章.メアと阿須魔読者272 評価0 分岐1
53章.これが俺の能力読者379 評価0 分岐1
54章.Eブロック決着読者332 評価0 分岐1
55章.人間か、妖怪か?読者286 評価2 分岐1
56章.準々決勝読者333 評価0 分岐1
57章.魂対炎読者242 評価0 分岐1
58章.襲い狂う魂読者296 評価0 分岐1
59章.オメガオーラ読者384 評価0 分岐1
60章.月崎神の謎読者275 評価0 分岐1
61章.少女が視た未来読者342 評価2 分岐1
62章.現の想い、メアの悪感読者339 評価0 分岐1
63章.烈華と黒い音読者334 評価0 分岐1
64章.古の音色読者389 評価0 分岐1
65章.光と植物読者286 評価0 分岐1
66章.襲い来るメデューサと奇跡のサルビア読者479 評価1 分岐1
67章.溶岩と闇読者458 評価0 分岐1
68章.黒きオメガオーラ読者581 評価0 分岐1
69章.圧倒的読者324 評価0 分岐1
70章.最悪の未来が読者306 評価0 分岐1
71章.準決勝前夜読者278 評価0 分岐1
72章.準決勝開始 音塊に取りつかれた少女読者504 評価1 分岐1
73章.災いの暴食読者312 評価0 分岐1
74章.絶体絶命の危機読者266 評価0 分岐1
75章.災厄……読者453 評価1 分岐1
76章.音塊読者427 評価0 分岐1
77章.闘技場半壊読者322 評価1 分岐1
78章.開幕....読者367 評価2 分岐1
79章.限界の覚醒読者293 評価0 分岐1
80章.反劇読者425 評価0 分岐1
81章.静め始める音塊読者323 評価0 分岐1
82章.悪意の予感読者580 評価0 分岐1
83章.偽の実力、真の実力は?読者549 評価0 分岐1
84章.思い出し読者632 評価0 分岐1
85章.準決勝、二回戦読者423 評価0 分岐1
86章.闇の力読者290 評価0 分岐1
87章.オメガオーラvsオメガオーラ読者519 評価0 分岐1
88章.決勝へ読者299 評価0 分岐1
89章.決勝戦__敵の襲来読者282 評価0 分岐1
90章.試合開始読者302 評価0 分岐1
91章.影裏の過去読者559 評価0 分岐1
92章.決着読者317 評価0 分岐1
93章.決戦、開始読者532 評価0 分岐1
94章.激突読者346 評価0 分岐1
95章.炎vs雷土の猛者読者249 評価0 分岐1
96章.恐ろしき予知読者273 評価2 分岐1
97章.合流読者329 評価0 分岐1
98章.状況は更に上昇して読者248 評価0 分岐1
99章.闇の英雄(ヒーロー)読者455 評価0 分岐1
100章.花が咲く読者313 評価1 分岐1
101章.決着、聞きたい事、更なる襲来読者665 評価0 分岐1
102章.バクの目的読者317 評価2 分岐1
103章.任命読者450 評価1 分岐1
104章.十二騎士の選出読者606 評価2 分岐1
105章.迫り来る悪読者458 評価1 分岐1
106章.調査、遭遇読者374 評価0 分岐1
107章.ジルヘ到着読者526 評価0 分岐1
108章.ジルヘ____無酸素の草原読者524 評価0 分岐1
109章.洞窟の先へ読者642 評価0 分岐1
110章.採掘開始読者555 評価0 分岐1
111章.猛毒のオージュ読者417 評価0 分岐1
112章.デッドリーポイズン・ユニオン読者450 評価0 分岐1
113章.ゴーストの力読者507 評価0 分岐1
114章.ギルド帰還読者452 評価0 分岐1
115章.夢星祭読者322 評価1 分岐1
116章.祭りの始まり読者805 評価0 分岐1
117章.ついに始まる神輿バトル読者305 評価0 分岐1
118章.夢星祭恒例行事読者391 評価2 分岐1
119章.極寒では済まされない場所への行き方読者336 評価1 分岐1
120章.悠と烈華読者289 評価0 分岐1
121章.雪の下読者288 評価0 分岐1
122章.雪の民読者284 評価0 分岐1
123章.捜索読者273 評価0 分岐1
124章.雪の民と少女二人読者541 評価0 分岐1
125章.Battle of the snowy field………start!!読者288 評価0 分岐1
126章.悪夢的な妻たち読者353 評価1 分岐1
127章.襲撃読者343 評価0 分岐1
128章.雪山頂上決戦読者269 評価0 分岐1
129章.島へバカンス読者578 評価1 分岐1
130章.出会いは水上スキーに乗って読者615 評価0 分岐1
131章.海へ読者435 評価0 分岐1
132章.独占関白読者260 評価0 分岐1
133章.決戦の時読者616 評価2 分岐1
134章.第二妻、モノン読者438 評価0 分岐1
135章.vs名無し読者276 評価0 分岐1
136章.独占を止めろ読者478 評価0 分岐1
137章.嫉妬読者552 評価0 分岐1
138章.空の国とは一体?読者286 評価0 分岐1
139章.空の国の試練読者533 評価0 分岐1
140章.天罰もとい試練、の序章読者651 評価0 分岐1
141章.九天山のトラップ読者315 評価0 分岐1
142章.雷降は神の天罰なり読者283 評価0 分岐1
143章.老師読者408 評価0 分岐1
144章.ソニッカ襲来読者382 評価0 分岐1
145章.巨漢の悪夢読者296 評価1 分岐1
146章.GRAVITY 読者341 評価0 分岐1
147章.バクとの連絡読者298 評価0 分岐1
148章.雷鳴神読者295 評価0 分岐1
149章.重力に逆らえる者は神のみか?読者317 評価0 分岐1
150章.神(ゴッド)の力読者439 評価0 分岐1
151章.4つ目の石、少しの休息読者580 評価1 分岐1
152章.宿泊、そして入浴読者709 評価1 分岐1
153章.入浴と恋話読者442 評価1 分岐1
154章.いじめとメアの夢読者435 評価1 分岐1
155章.病迷の科学読者835 評価0 分岐1
156章.ネックレスの秘密読者430 評価0 分岐1
157章.黄金の野望読者403 評価1 分岐1
158章.カジノは本当に楽園なのか?読者580 評価2 分岐1
159章.死のカーニバル読者264 評価0 分岐1
160章.カジノシティ読者346 評価0 分岐1
161章.ギャンブルの沼へ読者466 評価0 分岐1
162章.恐ろしい罠読者456 評価0 分岐1
163章.ロシアンバトル開始読者476 評価0 分岐1
164章.帝斗vsケルベロス読者385 評価0 分岐1
165章.三首を討ち給え読者375 評価2 分岐1
166章.ロシアンバトル第2戦読者379 評価0 分岐1
167章.もしかしてデレたの?読者520 評価1 分岐1
168章.深緑と深い霧読者364 評価0 分岐1
169章.深緑の襲来読者760 評価1 分岐1
170章.ユメノチカラ読者423 評価0 分岐1
171章.死闘開戦読者364 評価0 分岐1
172章.闇は始終存在する読者367 評価2 分岐1
173章.ルビーvs烈華読者466 評価1 分岐1
174章.天照の加護の許読者855 評価0 分岐1
175章.どうせイカサマだし読者311 評価2 分岐1
176章.ガスの力vsモノン&小姫読者487 評価1 分岐1
177章.小姫覚醒…!?読者273 評価1 分岐1
178章.姫を目覚めさせるのは王子様だけ読者352 評価1 分岐1
179章.拳vsシルバー!!読者270 評価0 分岐1
180章.悪夢の混血読者743 評価3 分岐1
181章.ゲームは最終戦へ読者268 評価0 分岐1
182章.足りてないもの読者281 評価2 分岐1
183章.秘められた其の姿読者261 評価0 分岐1
184章.襲撃読者528 評価0 分岐1
185章.内側って意外と脆い読者262 評価1 分岐1
186章.時裂の塔読者412 評価0 分岐1
187章.過去読者234 評価1 分岐1
188章.人間狩りの始まり読者367 評価0 分岐1
189章.時裂の塔は疲労が溜まる読者366 評価0 分岐1
190章.三世石を触れて読者252 評価0 分岐1
191章.過去の世でも戦闘有り読者279 評価2 分岐1
192章. ウェアウルフ 読者465 評価0 分岐1
著者
投稿
読者
評価
分岐
結城
17.09.03
228
2
1
「………っぐ………えっぐ………何処に……ぃ………るの……?」




帝斗の目線の先にいるのは、幼き烈華の姿




「………ッ………」




話し掛けようにも、足が動かない



寧ろ、引いて行っている




____________


過去に行った場合、決して人と干渉してはならない





些細な事で、歴史は改変してしまう



些細な歴史の動きで、誰かが生き、誰かが死ぬ運命に変わる




此れ程迄に恐ろしい事はあるのだろうか







歴史は改変してはならない







若し過去に飛んだ場合は、霊体と同じ様に。否、存在も其の場に無い様にしなくてはならない________




………………




____________



馬車の中でメアが話した事を思い出す




過去の世界で、其の時代に生きる人と接してはならない



だから、接しようにもそうする事が出来ないのである







____抑も、此の過去は誰の過去なのか








誰の過去に踏み込んだのか



其れは、塔で三世石に最初に触れた者である





三世石に最初に触れたのは誰か?






________帝斗だ






「……っぅ………うぇぇ………おねぇ………ちゃん……」

「…………ッ、クソッ……!」




離れた場所から烈華を見る帝斗



見守る事しか出来ない自分に苛立つ

















「………だいじょうぶ?」

「っぇ…………だ、だれ…?」





一人の小さい少年が、烈華に話し掛ける




「………?








…………ッ!?」





其の少年を見て、目を見開く





____あれは…………あの子は……………







僕……!?____






そう、其の少年は、帝斗の幼き日の姿であった






____そう言えば、昔……泣いてたレイさんに話し掛けたんだっけ………。







其の後、何をした……?____






過去の記憶を漁る






と、幼い帝斗がある行動に出た





其れは…………____?
















「………ウェアウルフ、だと?」






ウェアウルフ____人狼



別名は狼男、ワーウルフ等と言われている、伝説上の怪物




狼の耳が生え、尻尾が生え、全身が体毛で覆われている



触ったら、もふもふしてそう




兎に角、悪夢の住人に、狼の要素が備わってしまった




狼は跳躍力が高く、足の速さは最高時速70㎞という速度



また、噛む力は約180㎏と、一度噛まれたら離すのは難しい程に噛む力が強い





然しそんな狼____否、人狼でも苦手な物はある











____銀である




然し、銀製のモノなど影裏は持っていない





何せ彼は体術勝負を主とし、武器は使わないから




影裏は、其の事を理解している模様






____チ、厄介な事になったな………。







メアから聞いた、人狼の弱点の銀は持ってねぇし…………。







…………然も狼はスピードもパワーも何方も持ち合わせている。





……………本気勝負、と行くか____








実は今まで、本気ではなかった




本気を出す程でもなかった





然し、相手もパワーアップして来た以上、油断してはならない





油断禁物









「ハハハッ、やっと本気を出せた…………。此れが俺の素の実力だ。





どうだ?遣られっ放しなのもつまらないし、遣りっ放しなのもつまらないだろう?」






クツクツと笑いながら、影裏に問い掛ける






「嗚呼、非常につまらなかった」






其の言葉を聞き、嬉しそうに、そして更なる狂気を浴びて目を見開き、口角を三日月の様に鋭くさせる








「ハハ、実は話が分かる奴だったんだな。其れなら事が進むのは早くなった。有難いよ。











さァ、第二部の始まり____




____だッ!!」






跳躍力を生かし、一気に影裏に接近するトワイライト




狼化した腕で、斬りかかる



指先には鋭い爪





「____ッ、フン!!」

「……ッ!」




爪が、影裏の左頬を掠る




頰から、血が僅かに垂れる





「………ッチ」





一度引き、頰の血を腕で拭う







____…………不味いな、理性が今の攻撃で一瞬飛んだ____





トワイライトの推測通り、影裏の理性は徐々に削れて来ている





____理性が無くなる前に、倒さなければ






「…………ッ……スゥ…………





……………ハァ……………ッ……」







深く息を吸い、吐く





理性をもう一度保ち直す




「…………ッ」





キッと、トワイライトに狙いを定めた



其の目には微かに殺意が、宿っていた
















タッタッタッタッ………





「ちょ、一寸待って………!」




走る4人


然し、銃菜一人遅れている




「銃菜………大丈夫?」

「は、走るのは………余り慣れてないの………」




一度止まって、肩で息をする




「あ、そ、そっか………。でも、牛丼屋に居たあの二人は"人間狩り"だと言っていた。然も衣装を見て、あの二人は私達と同じ、現在夢世界に居る人間………否、人間狩りって言ってたから悪夢の住人かな?………取り敢えず、夢世界に居る人間で、今此処に居るのは私達だけ。



…………ターゲットは、確実に私達だよ」





刀子が、何時もより少し低いトーンで言う




「"人間狩り"だなんて…………物騒な奴等も居るもんだな」

「まあ私達、未だ此処に来て少ししか経ってないしね………。…………銃菜、大丈夫?」

「ハァ………ハァ………ッ…………だ、大丈夫」

「………無理しないで、此処で倒れたら大変な事になる。




………………然も嫌な事に、奴等、もう私達に気付いてる」






チラリと牛丼屋を見る小夏




「…………………。








…………………一寸ジッとしてろ銃菜」

「………えっ、何………きゃぁっ!?」





槍児が銃菜に近寄った方思えば、ひょいっと抱き抱える




「………っお、軽っ。……………此れで良いか?」

「おおっ、ナイス槍児!…………じゃあ、早くメア達に合流しないとね」

「嗚呼」

「走るよ!!」







再び、走り出す






「………………少人数、四人か」

「ん〜、未だ詠海と合流してないけど、如何する?」

「奴等を詠海の居るところに引き寄せる。多分、詠海の居るところににも十二騎士は居る。




…………三人で纏めて、一気に倒す」





牛丼屋から出て来ていた白夜と朧





屋根の上で、走っていった四人を見下ろしていた

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筆者:Kd  読者:411  評価:0  分岐:1

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Kd #0 - 17.09.04
すごく面白い☆
面白い展開に!!オラ、ワクワクすっぞ!!

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