これまでのあらすじ
『病迷悪夢』
帝斗「…………ッ…」
____三首……
討ち取ろうにも………………____
帝斗「数多すぎだろ……!!」
10対1
多勢に無勢である
況してや、帝斗の能力は、全く攻撃系ではないのである
だが、彼の利点が一つある
其れは何か?
_____彼が、人間と悪夢の住人のハーフであること
人間、純粋な人間なら未だしも、真逆の混血なのである
つまり、何が言いたいか
人間より、遥かに身体能力が高いのである
____身体能力…………此れだけは自信がある。
……そう言えば、ケルベロスは音楽を聴くと、三首全てが眠る………。
ゴースト……幽霊………………音楽……
何か、居たか…?____
_____________
メア「………何かに気付いたようだな」
____例えば、ケルベロスは音楽を聴くと三首全て眠る、とか____
ニヤリと嬉しそうに笑う
だが、直ぐに顔を顰める
メア「……………だが、奴のゴーストの能力で、音楽系のはあったか、そう気付けるか?」
徠亜「音楽?……嗚呼、そういう事か。ケルベロスは曲聴くと寝るんだったな」
メア「嗚呼。……………」
____私なら、音楽系の幽霊は直ぐに思い当たるがな____
____ポルターガイスト
_____________
帝斗「音楽………………抑も、此奴等の他の弱点ってなんだよ!!」
ケルベロスの他の弱点
其れは甘い物なのだが………
生憎此処にはない
帝斗「………ッ、!」
持ち前の身体能力のみ活かして、避けつつも空中で、ある一体のケルベロスの三首の内二つを、両手で掴む
ケルベロスの背中に足を着き、抵抗を持たせる
足に重心を掛けながら
首を
捥ぎ取る
帝斗「うっ、わ…!!?」
捥ぎ取った反動で、身体が後ろに倒れる
そして、直ぐ様体制を立て直す
…………………
手に持つ首を見る
____……なんかあっさり取れたな____
意外と脆かった
其処で確信した
此れなら、出来ると
……だが、数が多い
何方にせよ、多勢に無勢である
____……嗚呼、くっそ、音楽……幽霊………何があるんだ!!____
要は、騒霊(ポルターガイスト)____
騒霊、其の儘、騒がしい霊である。ポルターガイスト現象なんかも、色々と騒がしい
騒がしい、つまり、歌だって曲だって有り得る
だが、帝斗は其れには未だ気付かない
____________
メア「………………呆れた、真逆気付かないとは」
烈華「……騒霊について、か」
拳「外部から連絡は取れるんだよな?」
徠亜「否、如何だろうな。………………試合開始した後、連絡が途切れるみたいだ」
つまりヒントは、最初の三首を取れ、しか言えてないのである
…………
痺れを切らしたかのように、メアが深く溜息を吐く
メア「仕様がない、此処は………
奴の、どれだけ能力を扱えているかを試そうか。幽霊楽団………おっと、流石に遠いか。じゃあ、現の部屋付近にうろついている騒霊楽団でも引っ張ろうか」
右手で、何かを引っ張る動作をする
『ぷはぁ!?』
『えっ、何事!?』
『うっわ、ギラギラ………カジノ?てか、此処何処、別世界?』
姿は見えない____メアと烈華には見えている____が、何か、人の声が聞こえる。三人程か
現実世界の、メアの本体が眠る場所の近くに居た騒霊を引っ張ってきたようだ
メア「騒霊達、突然引っ張って来て悪いが、此のモニターに映っている少年に念を送ってくれないか?」
『は?何で?』
『えー?嫌だよ……』
二人の騒霊が嫌そうに返事をする
だが、一人の騒霊が、首を傾げる(殆どには見えないが)
『……ん?一寸待て、アンタ何処かで見たことある。
………………あーーーー!!?』
「「「煩ッ!!」」」
此処等に居た人達が一斉に耳を塞ぐ
『……確か、数年前の、騒霊コンサートに居たよな!?あの、幽霊楽団と一緒に居たよな!?』
メア「騒霊、コンサート……………」
………………
メア「そういや行った記憶ある」
『間違いない!あの幽霊楽団と一緒に居た上に、あと気迫がヤバかったのを覚えてる…………おい、念を送るぞ!』
『何でや』
『断ったら………消される気がする』
メア「消すかもね」
ニッコリ笑うメアと、ガタガタと震えだす騒霊三人組(殆どには見えn((ry)
烈華「………………」
苦笑する烈華
『とっ、取り敢えず………念を送ればいいんだな、いくぞ。_____ッ!!』
『力使いたくなぁい………_____ッ!!』
『フザケ~………ッ_______ハァッ!!』
念を、騒霊の持つ念を、帝斗に送る
______________
帝斗「……………ハァ…………ハァ………」
今現在、此処までで三体は倒した
だが、未だあと七体
…………
____……?____
何か、何か特殊な念が送られている、そんな気がする
____此れは………………騒霊?ポルターガイスト?何故?
…………あっ!____
帝斗「そう言う事か……!!」
何か閃いた様だ
ケルベロスと少し距離を取る
帝斗「ポルターガイスト………他の霊と違って、騒がしい。つまり、音があるって事……!」
両足を開き、少し屈んだ体制になる
そして、手は指揮者の様に…………
帝斗「聴け!幽霊の合奏(ゴーストアンサンブル)を!!
《『騒霊黒人霊歌(スピリチュアル・ポルターガイスト)』》!!」
何処からともなく、小さな音色が流れて来る
其の音は、次第に大きく……______
バタバタと、ケルベロスが倒れる
____よし、今だ____
眠ったケルベロスに近づき、次々と其の三首を捥ぎ取っていく
6
5
4
3
2
そして、ラスト一体_____
帝斗「_____終曲(フィナーレ)!!」
_____ロシアンバトル、勝者は針金 帝斗
と、其の場所から帝斗の身体が消える
____________
帝斗「うわっ、とっ、っと………」
拳「お疲れ、よくやったぜ帝斗!!」
帝斗「は、はい!
……霊?」
メアの周りをふよふよと漂っている騒霊を、ジッと見る
メア「嗚呼、騒霊楽団だ。彼等が、お前の力になった」
『あたし等、ヒントだっけ?そんな感じで念を送っただけだけどね。力は与えてないよ』
『うんうん。……てか早く元の場所に返せ!!』
メア「嗚呼……御免、じゃあね」
そう言った直後、騒霊の姿が消える(殆どにはm((ry)
………………却説
徠亜「先ずは、此方の一勝だな」
____三首……
討ち取ろうにも………………____
帝斗「数多すぎだろ……!!」
10対1
多勢に無勢である
況してや、帝斗の能力は、全く攻撃系ではないのである
だが、彼の利点が一つある
其れは何か?
_____彼が、人間と悪夢の住人のハーフであること
人間、純粋な人間なら未だしも、真逆の混血なのである
つまり、何が言いたいか
人間より、遥かに身体能力が高いのである
____身体能力…………此れだけは自信がある。
……そう言えば、ケルベロスは音楽を聴くと、三首全てが眠る………。
ゴースト……幽霊………………音楽……
何か、居たか…?____
_____________
メア「………何かに気付いたようだな」
____例えば、ケルベロスは音楽を聴くと三首全て眠る、とか____
ニヤリと嬉しそうに笑う
だが、直ぐに顔を顰める
メア「……………だが、奴のゴーストの能力で、音楽系のはあったか、そう気付けるか?」
徠亜「音楽?……嗚呼、そういう事か。ケルベロスは曲聴くと寝るんだったな」
メア「嗚呼。……………」
____私なら、音楽系の幽霊は直ぐに思い当たるがな____
____ポルターガイスト
_____________
帝斗「音楽………………抑も、此奴等の他の弱点ってなんだよ!!」
ケルベロスの他の弱点
其れは甘い物なのだが………
生憎此処にはない
帝斗「………ッ、!」
持ち前の身体能力のみ活かして、避けつつも空中で、ある一体のケルベロスの三首の内二つを、両手で掴む
ケルベロスの背中に足を着き、抵抗を持たせる
足に重心を掛けながら
首を
捥ぎ取る
帝斗「うっ、わ…!!?」
捥ぎ取った反動で、身体が後ろに倒れる
そして、直ぐ様体制を立て直す
…………………
手に持つ首を見る
____……なんかあっさり取れたな____
意外と脆かった
其処で確信した
此れなら、出来ると
……だが、数が多い
何方にせよ、多勢に無勢である
____……嗚呼、くっそ、音楽……幽霊………何があるんだ!!____
要は、騒霊(ポルターガイスト)____
騒霊、其の儘、騒がしい霊である。ポルターガイスト現象なんかも、色々と騒がしい
騒がしい、つまり、歌だって曲だって有り得る
だが、帝斗は其れには未だ気付かない
____________
メア「………………呆れた、真逆気付かないとは」
烈華「……騒霊について、か」
拳「外部から連絡は取れるんだよな?」
徠亜「否、如何だろうな。………………試合開始した後、連絡が途切れるみたいだ」
つまりヒントは、最初の三首を取れ、しか言えてないのである
…………
痺れを切らしたかのように、メアが深く溜息を吐く
メア「仕様がない、此処は………
奴の、どれだけ能力を扱えているかを試そうか。幽霊楽団………おっと、流石に遠いか。じゃあ、現の部屋付近にうろついている騒霊楽団でも引っ張ろうか」
右手で、何かを引っ張る動作をする
『ぷはぁ!?』
『えっ、何事!?』
『うっわ、ギラギラ………カジノ?てか、此処何処、別世界?』
姿は見えない____メアと烈華には見えている____が、何か、人の声が聞こえる。三人程か
現実世界の、メアの本体が眠る場所の近くに居た騒霊を引っ張ってきたようだ
メア「騒霊達、突然引っ張って来て悪いが、此のモニターに映っている少年に念を送ってくれないか?」
『は?何で?』
『えー?嫌だよ……』
二人の騒霊が嫌そうに返事をする
だが、一人の騒霊が、首を傾げる(殆どには見えないが)
『……ん?一寸待て、アンタ何処かで見たことある。
………………あーーーー!!?』
「「「煩ッ!!」」」
此処等に居た人達が一斉に耳を塞ぐ
『……確か、数年前の、騒霊コンサートに居たよな!?あの、幽霊楽団と一緒に居たよな!?』
メア「騒霊、コンサート……………」
………………
メア「そういや行った記憶ある」
『間違いない!あの幽霊楽団と一緒に居た上に、あと気迫がヤバかったのを覚えてる…………おい、念を送るぞ!』
『何でや』
『断ったら………消される気がする』
メア「消すかもね」
ニッコリ笑うメアと、ガタガタと震えだす騒霊三人組(殆どには見えn((ry)
烈華「………………」
苦笑する烈華
『とっ、取り敢えず………念を送ればいいんだな、いくぞ。_____ッ!!』
『力使いたくなぁい………_____ッ!!』
『フザケ~………ッ_______ハァッ!!』
念を、騒霊の持つ念を、帝斗に送る
______________
帝斗「……………ハァ…………ハァ………」
今現在、此処までで三体は倒した
だが、未だあと七体
…………
____……?____
何か、何か特殊な念が送られている、そんな気がする
____此れは………………騒霊?ポルターガイスト?何故?
…………あっ!____
帝斗「そう言う事か……!!」
何か閃いた様だ
ケルベロスと少し距離を取る
帝斗「ポルターガイスト………他の霊と違って、騒がしい。つまり、音があるって事……!」
両足を開き、少し屈んだ体制になる
そして、手は指揮者の様に…………
帝斗「聴け!幽霊の合奏(ゴーストアンサンブル)を!!
《『騒霊黒人霊歌(スピリチュアル・ポルターガイスト)』》!!」
何処からともなく、小さな音色が流れて来る
其の音は、次第に大きく……______
バタバタと、ケルベロスが倒れる
____よし、今だ____
眠ったケルベロスに近づき、次々と其の三首を捥ぎ取っていく
6
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3
2
そして、ラスト一体_____
帝斗「_____終曲(フィナーレ)!!」
_____ロシアンバトル、勝者は針金 帝斗
と、其の場所から帝斗の身体が消える
____________
帝斗「うわっ、とっ、っと………」
拳「お疲れ、よくやったぜ帝斗!!」
帝斗「は、はい!
……霊?」
メアの周りをふよふよと漂っている騒霊を、ジッと見る
メア「嗚呼、騒霊楽団だ。彼等が、お前の力になった」
『あたし等、ヒントだっけ?そんな感じで念を送っただけだけどね。力は与えてないよ』
『うんうん。……てか早く元の場所に返せ!!』
メア「嗚呼……御免、じゃあね」
そう言った直後、騒霊の姿が消える(殆どにはm((ry)
………………却説
徠亜「先ずは、此方の一勝だな」
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筆者:Kd 読者:378 評価:0 分岐:1
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このストーリーの評価
Kd #0 - 17/08/19
すごく面白い☆
ケルベロス10体vs帝斗…気になります!!
結城 #0 - 17/08/19
ちょっと、再編集のところで書いてきます!しばしお待ちを