『短編小説《自由》』

私達の国を仕切る国王はこう言った。
「この世界に我より知的で素晴らしい者などいない」と。
私達は国王を崇め奉った、しかしこの国には大きな問題が1つあった。
「食料が底をついたか…！」
「お母さんお腹減ったよぉ！」
「は？ふざけんなこんな食いもんにどうしてこんな値段がついてるんだ！」
食料問題だ。
国王は領土内にある食料を掻き集め、毎日貴族たちを自らの城に呼び宴を開いているのだ。
そのせいで貧困層等に食料が行き渡ることがなかった。
それにより貧困層に支えられてきたこの国は衰退し国と呼べるものではなくなった、ただの荒れ地と変わってしまったのだ。
国王はボロボロになった自らの城を見て嘆いた、「あぁ、どうして知的で素晴らしいこの我がこんな目に！」と。

そんな哀れな国王に従えていた家来たちは口を揃えて彼にこう言葉を投げかけました。「あなたはとっても痴的でみすぼらしい国王ですよ」

筆者:ルア  読者:336  評価:6  分岐:1

ルア #0 - 17/01/04

面白い

クロウサギユイトさん
そんな…面白いなんて…(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ
ありがとうございます！

クロウサギ ユイト #0 - 17/01/04

ルアさん、ありがとうございます！
【花びらは私の命】読ませていただきました、とても面白かったです！

谷みちる #0 - 17/01/03

面白い

クロウサギ ユイさん
ありがとうございます！

ルア #0 - 17/01/03

すごく面白い☆

こんな王様いたらその国終わりだ…

すごく面白かったです！

クロウサギ ユイト #0 - 17/01/03

ありがとうございます！
自分も谷みちるさんの作品好きです！

谷みちる #0 - 17/01/02

すごく面白い☆

国王みすぼらしいですね…。

知的ですばらしい国王良かったです！