これまでのあらすじ
『スピンオフ作品』
「いらっしゃいませー‼カフェテリアMANJUにようこそー‼」
「オープン初日ということで特別サービスを実施しておりまーす!!」
片田舎にある小綺麗なカフェにかわいらしい声が響き渡る。声の主はモノンと十二騎士団の1人、雷切刀子であった。二人ともメイド服に身を包み、熱心に客寄せをしていた。突然現れたメイドに人々は足を止め、店の中へ入っていく。その様子をジェラと水音寺銃菜がぼんやりと見つめていた。
「えっと…どうしてこんなことしてるんでしたっけ?」
「…思い出したくありませんわ…」
事の発端は数時間前に遡る…
──────────
「あら珍しい、まだいらしたのですね。」
いつも通り依頼を受けにギルドにやって来たジェラとモノンは、そこで暇をもてあましている刀子と銃菜に出会った。
「あ、どうも。」
「まだ幻影の石の情報が手に入らないんだって~、暇~。」
十二騎士団も所詮人の集まりだ。休みなく捜索が出来る訳ではない。幻影の石に関する確かな情報が手にはいるまでは思い思いに休日を過ごしていることが多い、彼女達もその1人だろう。
「ふーん、チミタチはあれか、休日を過ごすことが下手なのねー。」
「はい、おっしゃる通りです。」
「あーん、体うーごーかーしーたーいー!…あ、そうだ。」
刀子は何を思い付いたのか、ジェラに近寄って目をキラキラと輝かせた。
「ねぇねぇジェラさん、私に剣術教えてよ!」
「…は?」
「悠から聞いたんだけどジェラさん剣の扱いが上手いんでしょう?私もエクスカリバーで戦うから参考にしたいなぁって!」
「…却下。」
「えー!なんでなんで減るもんじゃあるまいし~。」
「減らないけれど増えもしないじゃありませんか!授業料がもらえるわけじゃありませんし!私は慈善団体に所属しておりませんわよ!」
あーだこーだと論争を繰り広げる二人にモノンがある提案を切り出す。
「じゃあさ、アタシラと一緒に依頼を受けるのはどう?」
「?」
「依頼を受ければスキルアップも望めるし、お小遣いももらえちゃうぞ!」
「オオー!モノンさんナイス提案じゃないですかぁー‼」
「ワッハッハ~、そうだろうそうだろう!よーしアタシラが今日やる依頼はこれだ~‼」
そういいながらモノンが適当に掴んだ依頼書にはデカデカと
『一日メイドさん、募集』と書かれていた。
「…おう?」
「おっ、モノンその依頼を受けてくれるのか?いやー助かるぜ!それ今日来た中々厄介な依頼でな、田舎町スガッモにオープンしたカフェの開店初日一日限りのメイドイベントに出てほしいってものなんだよ。」
「お…おう…?」
「えっと…依頼参加者は、ジェラとモノン、あと刀子に銃菜だな。十二騎士団が手伝うとなると店長さん喜ぶだろうな~‼」
「「「!!?」」」
「手続き完了っと、じゃあ任せたぜ!開店は今日の午後一番だから急いで支度しろよな!」
「…」
意気揚々と去っていくギルド従業員を茫然と見つめる三人にモノンは冷や汗を流しながら、ぎこちなく笑うことしかできなかった。
「さ…さぁーみんな元気よく~、レッツメイド~…あ…あは…あはははは…はぁ。」
「オープン初日ということで特別サービスを実施しておりまーす!!」
片田舎にある小綺麗なカフェにかわいらしい声が響き渡る。声の主はモノンと十二騎士団の1人、雷切刀子であった。二人ともメイド服に身を包み、熱心に客寄せをしていた。突然現れたメイドに人々は足を止め、店の中へ入っていく。その様子をジェラと水音寺銃菜がぼんやりと見つめていた。
「えっと…どうしてこんなことしてるんでしたっけ?」
「…思い出したくありませんわ…」
事の発端は数時間前に遡る…
──────────
「あら珍しい、まだいらしたのですね。」
いつも通り依頼を受けにギルドにやって来たジェラとモノンは、そこで暇をもてあましている刀子と銃菜に出会った。
「あ、どうも。」
「まだ幻影の石の情報が手に入らないんだって~、暇~。」
十二騎士団も所詮人の集まりだ。休みなく捜索が出来る訳ではない。幻影の石に関する確かな情報が手にはいるまでは思い思いに休日を過ごしていることが多い、彼女達もその1人だろう。
「ふーん、チミタチはあれか、休日を過ごすことが下手なのねー。」
「はい、おっしゃる通りです。」
「あーん、体うーごーかーしーたーいー!…あ、そうだ。」
刀子は何を思い付いたのか、ジェラに近寄って目をキラキラと輝かせた。
「ねぇねぇジェラさん、私に剣術教えてよ!」
「…は?」
「悠から聞いたんだけどジェラさん剣の扱いが上手いんでしょう?私もエクスカリバーで戦うから参考にしたいなぁって!」
「…却下。」
「えー!なんでなんで減るもんじゃあるまいし~。」
「減らないけれど増えもしないじゃありませんか!授業料がもらえるわけじゃありませんし!私は慈善団体に所属しておりませんわよ!」
あーだこーだと論争を繰り広げる二人にモノンがある提案を切り出す。
「じゃあさ、アタシラと一緒に依頼を受けるのはどう?」
「?」
「依頼を受ければスキルアップも望めるし、お小遣いももらえちゃうぞ!」
「オオー!モノンさんナイス提案じゃないですかぁー‼」
「ワッハッハ~、そうだろうそうだろう!よーしアタシラが今日やる依頼はこれだ~‼」
そういいながらモノンが適当に掴んだ依頼書にはデカデカと
『一日メイドさん、募集』と書かれていた。
「…おう?」
「おっ、モノンその依頼を受けてくれるのか?いやー助かるぜ!それ今日来た中々厄介な依頼でな、田舎町スガッモにオープンしたカフェの開店初日一日限りのメイドイベントに出てほしいってものなんだよ。」
「お…おう…?」
「えっと…依頼参加者は、ジェラとモノン、あと刀子に銃菜だな。十二騎士団が手伝うとなると店長さん喜ぶだろうな~‼」
「「「!!?」」」
「手続き完了っと、じゃあ任せたぜ!開店は今日の午後一番だから急いで支度しろよな!」
「…」
意気揚々と去っていくギルド従業員を茫然と見つめる三人にモノンは冷や汗を流しながら、ぎこちなく笑うことしかできなかった。
「さ…さぁーみんな元気よく~、レッツメイド~…あ…あは…あはははは…はぁ。」
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筆者:ハゴ 読者:337 評価:2 分岐:1
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このストーリーの評価
Kd #0 - 17.09.06
![](http://mincomu.sakura.ne.jp/~upImg/sns/2402/24_225544.jpg)
すごく面白い☆
実に面白い展開になってきた。(結婚しよ…)
Kd #0 - 17.09.05
![](http://mincomu.sakura.ne.jp/~upImg/sns/2402/24_225544.jpg)
すごく面白い☆
画像可愛い!!
ハゴ #0 - 17.09.05
![](http://mincomu.dojin.com/sns/~image/userNoImg.png)
なんか最初、大幅に削られて投稿された、解せぬ。
時間列的にはカジノと塔の間の話になります。
時間列的にはカジノと塔の間の話になります。
Kd #0 - 17.09.05
![](http://mincomu.sakura.ne.jp/~upImg/sns/2402/24_225544.jpg)
面白い
!?(鼻血)