これまでのあらすじ

『私の声が届くまで』
この物語は 恋愛 です
1章.私の声が届くまで読者596 評価2 分岐2
2章.声のない歌読者452 評価0 分岐1
3章.ごめん…… 読者421 評価0 分岐1
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さし
14.10.05
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私は男の子の手をとった。
どうしてこんな大胆なことができたのだろう。
見ず知らずの他人に、どうして必死に伝えようとしたのだろう。
ちょっと自分の行動が信じられない気持ちになっていた。
う、た。
男の子の手。それは珍しいものだった。
自分のより大きくて、厚みがあって、温かい。
う、た。
もう一度、男の子の手のひらになぞって書いた。
「うた、ね。じゃあ歌を歌ってたんだね。やっとわかった」
私はてのひらにゆっくりと言葉を書いていった。
こえ、×、でない。
すると、男の子はまた笑った。
そして、


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筆者:唐笠  読者:350  評価:0  分岐:1

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さし さんが投稿した リレー小説 「 手のひらに 」私は男の子の手をとった。どうしてこんな大胆なことができたのだろう。見ず知らずの他人に、どうして必死に伝えようとしたのだろう。ちょっと自分の行動が信じられない気持ちになって…
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