脱北から人権活動家への壮絶な道のり

たまたま新聞で著者 Yeonmi Park と彼女の著書の紹介記事が掲載されていたのを目にし、

興味を触発され早速本書を購入しました。


言い尽くせない北朝鮮での苛酷な暮らしから逃れる為、
生死を賭け２００７年、
Yeonmi
（当時１３歳）は母親と共に脱北。
中国に脱出するも戻れない弱い立場ゆえ母娘は人身売買
ブローカーによって、
恥辱、
屈辱、
凌辱といった壮絶な体験を余儀なくされます。


２００９年、
自らの才覚、
勇気そして支援者の協力の下、
中国から極寒のゴビ砂漠を踏破し
一旦モンゴルへ逃れ、
九死に一生を得て母娘共々韓国へ亡命を果たします。
命を賭して自由
を手に入れたYeonmiは当初の差別と困惑の中、
韓国での生活が始まり、
とりつかれたように
勉強。
やがてマスコミにも彼女の壮絶な体験が取り上げられ、
北朝鮮と脱北者の実態を訴える
ため人権活動家として世界で活躍するようになります。


知られざる衝撃的な現実を赤裸々に綴った本書、
読み易さも手伝って、
読み始めると中断する
のも惜しくなる類まれなノンフィクション。
十分に読む価値があります。