日本を、日本人にとっても、もっと魅力的な国にするためのヒントが満載!
イギリス人の元経済アナリストにして、
ひょんなことから日本の文化財修復会社の社長となった著者が、
これまでの長きにわたる日本在住生活の中から発見した、
多くの日本人の気づいていない日本の欠点、
日本経済復活のための処方箋を提示する。


まずいきなり冒頭で筆者はぶちかます。
いわく、
「日本人は、
戦後の奇跡的な経済成長を誇るが、
戦前から日本は世界第6位の経済大国、
先進国だったのであり、
経済の急成長は、
復興需要と人口がの爆発的増加による当然の結果であって、
日本人が特別勤勉だったり、
モノづくりに優れていたからではない」と。
ある程度の先進国の間では、
GDPは人口に比例するのは当たり前のことで、
人口が日本の10倍の中国のGDPが日本より小さかったのが異常だったのである。
実は評者も常々、
同様に考えていたので、
筆者の指摘には思わず膝を打った。
だいたい、
あの超大国アメリカと、
足掛け4年間、
ガチで戦争した国である。
アメリカとの間で、
歴史上唯一の、
空母機動部隊同士の決戦を行ったのが戦前の我が国である。
戦争によりインフラ等が破壊しつくされたとはいえ、
戦前からの社会的基盤を土台にすれば、
戦後、
平和が訪れて人口が爆発的に増加したなら、
高度経済成長は当然の結果だったと言えよう。


筆者の指摘は、
日本の企業の生産性の低さなど、
日本人には耳が痛いものばかりだが、
いちいちもっともだ。
中でも、
「日本人の誇るおもてなしは、
本当に客のことを考えているのか?」との指摘は、
日本人一般の感覚とは正反対だが、
これまたもっともだ。
例えば、
イタリアのサービス業。
当然ながら日本のそれと比べるとはるかにいい加減だが、
その分融通が利く、
人間味のあるサービスが受けられるように思う。
他方、
日本人は、
ものすごく礼儀正しく、
きちっとしているが、
マニュアルに縛られ、
想定外のリクエストが来れば、
顔を強張らせてしまう…。
もちろん例外はあるだろうが、
筆者の指摘はそれなりの真実を突いていると思う。


日本では、
文化財の保存や修復に金をかけなさ過ぎる、
との指摘も誠に耳が痛い限りだ。
我が国が観光立国を目指すのであれば、
明日からでも著者の提言に従い、
せめて予算を倍増させるべきだ。
イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言 (講談社+α新書)

その他の感想

ひどすぎる・・・
システム・ダイナミクスのスキルを体系的・実践的に身に付けたい人のために
この商品の評価について
とっても気に入りましたが、サイズ感が難しい・・・
常に映像的
遠くの物も、近くの物もこいつだけでok! ドライブ、散歩のお供に是非!
靴底修理に良い
法律の教養本としてgood!
ほとんど家にあるもので作れる◎
う〜んイマイチ
10月31日ハロウィーンなので
また予約購入してしまいました
平皿より少し深いです
問題なく使用させていただいております
風量が多く耐久性もありとても良い商品です。
5年間使用して…
書き忘れましたが
赤ちゃんのオムツ処理に重宝
ちょっと厚さが薄いし品質は微妙
ユニークな思想史
幅広の方いいですよ
心理学を本格的に学びたい場合は必ず買うべし
大きいカバー探してました
思ったほど暖かくない。でもだからこそ安心
日本一の大株主で有名な竹田和平さんからの教えが書かれた本
夏前に購入。
おすすめの良品です!
「大ヒット」は、伊達ではありませんでした。
定期的に購入しなければいけないもの
アロマオイル
戻る