記録(事実)の重みを感じさせる迫真の書
ルワンダの内戦が新聞等で報道された際、
その悲惨さには衝撃を受けたが、
正直その内情は理解していなかった。
一国にフツ族(多数派)とツチ族(少数派)と言う複数の民族が共存する難しさを表面的に受け止めただけだった。
本書は、
国連の停戦監視団長として現地に派遣された著者が、
精神を病んで帰国するまでの現地の状況を赤裸々に綴ったもの。
題名は、
目の前の状況になすすべもなく帰国した著者が、
「私はルワンダで悪魔と握手してしまった」と慙愧の念を吐露した事による。


一国の民族構成を他国人が云々するのは失礼だが、
少数派で富裕層の多いツチ族が支配層にあった点が元々の問題点だったようだ。
また、
知らなかったがツチ族は旧宗主国のベルギーと、
フツ族はフランスと繋がっていたのだ。
大国が介入し、
紛争を悪化させるパターンである。
フツ族過激派によるフツ族穏健派・ツチ族に対する残虐行為は酸鼻を極めるが、
国連決議と人数・装備の少なさのため監視団は手を出せない。
著者の焦燥感は高まる。
正義感の強い著者は、
何も手が出せない代わりに、
せめて眼前の惨状を記録しようとしたのであろう。
更に著者は過激派から殺害対象にされる。
その後、
フランスの介入の前後でフツ族とチツ族が交互に攻勢に転じる。
著者は又も国連決議に縛られ、
手も足も出せず食料・安全の不安の中ホテルに籠城する。
死屍累々、
80万人の死者を出した内線の渦中にあって、
伝わって来る荒廃とフランス、
アメリカの両大国の身勝手さに、
著者も限界に達して精神に異状を来たし、
帰国する。
著者が自責の念に駆られていた事は想像に難くない。


その後、
ザイール・タンザニア地方の紛争で400万人が死亡したと言う。
国際社会は、
歴史に学ぶと言う事はできないのであろうか ? 記録(事実)の重みを感じさせる迫真の書。
Shake Hands with the Devil: The Failure of Humanity in Rwanda

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