科学者の執念を見た研究人生
 発光ダイオード(Light Emitting Diode=LED)のうち、
青色LEDは実用的に使えるほど高い輝度が実現できず、
世界の研究者が必死になってその実現に取り組んでいた開発テーマである。
この本の著者の赤崎勇博士は、
40歳になってから青色LEDの開発に取り組み、
ほぼ20年かかってついに世界で初めて実用化に耐える技術開発に成功した。


 その開発研究の有様だけでなく、
子供のころの成長過程から学生時代そして社会人になり、
大学と企業を往復しながら青色LED開発に取り組んだ研究生活を興味ある筆致で進めている。


青色LEDの研究開発では窒化ガリウムを材料として成功したものだが、
一時はほとんど見込みがない材料として世界中の研究者から見放されていた。


 しかし赤崎博士は、
当時、
研究者の多くが眼を付けていたセレン化亜鉛に比べて窒化ガリウムの結晶は、
物理的にも化学的にも安定してしかも熱伝導率も高いことに期待をかけていた。
高品質単結晶を実現できれば、
きわめて安定した素子になるという信念を持って実現を追求していく。


 そこに至る試行錯誤とすさまじい執念をもって研究に取り組む姿、
そして同じ分野でひたむきに活動する研究者たちの群像は、
読んでいて感動を覚える。
その一方で、
人間の先入観がいかに研究現場ではマイナスになるか、
研究評価の在り方などでも多くの示唆に富む場面を書いている。


 赤崎博士は企業から名古屋大学に戻り、
研究と教育に打ち込むことになるが、
研究室の運営や人材育成でも並々ならぬ配慮と努力をしたことが淡々として筆の運びで語られていく。


 この本はノーベル賞受賞候補者として取りざたされている赤崎博士の研究人生を語ったものだが、
それだけではなく日本の研究現場の風土を背景に真の研究の在り方や課題に取り組む姿勢を実体験をもとに語ったものであり、
非常に厚みのある内容で埋められている。


 また、
赤崎博士の研究生活を通して日本の科学研究現場に横たわっている課題を余すところなく語った点でもこれまでにない優れた科学啓発書になっている。
学生や若い研究者には是非とも読んでもらいたい本である。
青い光に魅せられて 青色LED開発物語

その他の感想

とても丁寧です
種々なギアー そして技能が大切だということ
ラジコのFACEBOOK
分析の流れは学べても。
注釈がよい
親切セット
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