欧州債務危機の深層を読み解く
個々のユーロ採用国の経済的特徴を述べながらも、
それらを経済安定性に対するリスクによって高・中・低の3グループに分け、
読者がユーロ圏の全体像をつかみやすいように分析している。

各国の経済安定性のリスク分類は、
「国家の債務返済能力」と「政府・民間を含む経済全体の純対外債務規模」という2つの指標を座標軸として、
グラフィカルに示されており、
現在財政危機が騒がれている国々の危機の本質に、
より迫ることができる。


ギリシャの財政危機に始まる欧州債務危機において、
さまざまな時間差をもって断片的に流れてくるニュースは、
本書を読むことで、
かなり統一的に理解可能である。
この理解は、
通貨としてのユーロの今後の展開を、
短期的にも長期的にも予測する上で非常に役立つと思った。

現在ユーロの動向が、
外国為替、
債券、
株価、
商品価格に大きく影響していることを考えると、
本書は投資・投機を手掛ける者にとって必読と言えるのではないか。


2012年1月の時点でのレビューで、
「ユーロ危機の事態の進展が早く、
高リスク国/中リスク国/低リスク国という分類が実態(or市場感覚)に即していなかった」というコメントがある。
しかし、
2012年7月時点では、
本書の内容と現実とのかい離はスペインの財政危機が深刻化している、
という点以外はあまり感じられない。
ひとつには、
本書が「予測」を主眼として述べているのではなく、
現状分析と「あるべき」論を述べている、
ということに由来するのだろう。

「高・中・低のリスク分類が市場感覚に即していない」という指摘も、
本書でのリスク分類は、
上記の2つの指標に基づいた各国の財政の安定性に関するリスクを分類したものであって、
市場へのインパクトによる分類ではないことから、
それもある意味当然であり、
本書で用いたリスク分類による分析の価値をおとしめるものでは全くないと思う。
(実際の市場へのインパクトは、
各国の財政規模の大小も関係してくるだろうから。
ユーロ・リスク (日経プレミアシリーズ)

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