注意しながら読む必要もあるかと
著者が得意とする名士勢力の中身、
またそこを中心とした対立共存の構図など、
知識として詳しい部分が非常に参考になります。
しかし著者は、
説得力が弱く思われるところも(特になんでも得意の名士論に結びつけ)史実として押し通す節が感じられるため、
その点は注意して読むべきではないかと思います。


例えば、
臣下の登用に違いがあったという点のみから、
「劉備は孔明をそれほど信用していなかった。
帝位を奪われることを警戒していた」と結論づけています。
しかし、
それを裏付けるような当時の同時代人の証言が一切ないこと、
特に劉備の我が子への遺言では、
政治勉学いずれのことでも頼りとすべき孔明について触れ、
「丞相を父と思え」とまでいっていること(常識的に考えて、
我が子の全財産を奪うかもしれない相手について、
当の我が子にあててあんな風に書くとは私には考えられません)、
劉備亡き後の劉禅の孔明への信任、
実際に忠節を尽くしていた孔明などを考えると、
自説に事寄せたいばかりに常識的な人情を歪めているように思え、
私には説得力がかなり弱く感じられました。

孔明への遺言を「あれは本当は孔明の動きを封じようとするもの」とする解釈にしても、
そもそも著者の名士の扱いのみから結論を導くやり方からすると、
最初から結論ありきで、
劉備が何をどう言っていようと悪く解釈されるとしか思えないのです。


調べてみましたが、
案の定、
専門の学者の方からも反論があるようです。
例えば『上谷浩一「蜀漢政権論−近年の諸説をめぐって−』で検索してみてください。
こちらはちゃんと臣下の登用に関する次元に立った上で反論をされています。
(ちなみにあくまで私が聞いた話ですが、
渡邉氏の名士論自体が学会では批判されることのほうが多いとのこと)

あくまでも自説、
可能性の一つとして慎重に提示しているなら良いのです。
しかし最大の史料である同時代の陳寿のものを誇張と退け、
学者による通説多数説から離れた少数説を、
さらっと史実として書いてしまうというのは、
読者を誤解に導く恐れがあると言わざるを得ません。
諸葛孔明伝―その虚と実 (新人物文庫 わ 2-1)

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