「EUは経済的か?」というイギリス人の問いかけ
【概要】
(分野)経済、
政治
(頁数)385頁+用語集12頁
(出版日)2015/8/28

 著者は、
イギリスの著名なアナリスト。
EUに加盟することのメリットとデメリットを、
主として経済の視点で批評しています。
イギリスは、
そもそもEU反対派が多い国でもありますが、
著者もEUという組織に批判的です。

 本書は三部構成で、
第一部にEUの歴史と課題、
第二部に経済性から見たEUのデメリット、
第三部にはEU脱退をメインとした今後のシミュレーションから成ります。

ギリシャのデフォルト問題を皮切りに表出してきたEU経済圏の問題点を一望するのには良いでしょう。


【内容】
 本書は、
三部構成ですが、
筆者の「EUは加盟国にとって経済的に利益にならないから解体すべき」という主張に則って論理が構成されています。


第一部では、
EU成立までの歴史的背景や現在の課題について述べられています。

第二次世界大戦後に、
「二度と戦争を起こさないように」という願いから「一つの欧州」を目指して作られたEUは、
その目的においては確かに成果がありました。
一方で加盟国が増えた結果起きた移民の問題や、
不安定な政体と加盟国への過剰な干渉によって、
現在ではEUに属することが経済面では必ずしも各国に利益にならないと述べています。


第二部では、
筆者の専門分野である経済面において、
EUに属することが加盟国にとって利益にならないことを、
「EUが経済的に成長できていないこと」、
「単一通貨ユーロが加盟国の成長を妨げていること」、
そして「ドイツ的な金融政策に多くの国が振り回されている」という点から述べています。

特に、
アメリカと同様のケインズ的な金融政策(量的緩和など)を好むイギリス(筆者)にとって、
バランスシートに過敏に反応するドイツの緊縮政策については特に批判的です。
背景にはユーロによって、
ドイツマルクより弱い通貨で得をしているドイツが、
赤字の加盟国に緊縮財政を強いることへの憤りがあります。
欧州解体

その他の感想

デバッグしたのか気になります
子ども部屋をアナ・雪系にしたので、馴染んでいます。
毎回パッとしない、期待を込めて星ふたつ
すぐ切れるんじゃないかと不安だったけど
買って絶対損しません
OSを勉強をしている人にもお勧めの一冊
のこぎりを再発明したのかも
一言記載あれば…
洗車時に楽
卓上ホルダーは使えません
徒歩、自転車までならすごく暖かい
「世の嫌韓本とは次元が違う」という売り文句は、少々大げさだと思います
デイリーにちょうど良いです。
TPP参加によって学校給食に被害が及ぶのではないか。
とても明るくて、前の物を使うきになれません!
クールなライトグレー
美しい「まち」
なかなかの吸音力
28頁の「日本「21世紀の資本」論」は、水野和夫著「資本主義の終焉と歴史の危機」の副読本です。
未だにプロダクトコードかよ!
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