ベイズ統計学の有効活用による驚くべき分析結果!
 18世紀にベイズという数学者が考案した統計学の手法を存分に活用して著者と統計学者の分析結果を報告した驚くべき書物が本書です。
邪馬台国と女王卑弥呼について記載されている「魏志倭人伝」記載されている鏡・鉄鏃・勾玉・絹について出土した都府県の数をそれぞれの総出土数で割るとそれぞれの分布比率が算出できますが、
このデータを活用すると出土する確率を求めることができます。
その結果、
99.9%の確率で九州の福岡県に邪馬台国があったという結果が得られました。
この結果をもって著者は邪馬台国北九州説が正当であるとみなす決定的証拠であると主張します。
また、
纏向遺跡を邪馬台国の所在地であり、
箸墓古墳が卑弥呼の墓と推定する畿内説が根拠とする炭素14年代推測法結果の年代推定の誤りを指摘して畿内説の根拠を否定しています。
著者の主張についてはまったくその通りで、
説得力ある論証に感動しました。

 しかし、
その一方で考古学的知見では解決できない問題も存在しています。
それは、
「魏志倭人伝」における奴国から邪馬台国までの行程と距離の問題です。
記述通りに解釈すると北九州説は崩壊し、
九州の遥か南の海上に邪馬台国が位置したことになります。
この邪馬台国への行程に関する文献学的解釈における畿内説の有利さは否めません。
この点について著者は「魏志倭人伝」の記述に関する邪馬台国への行程問題をどのように解釈するのか、
畿内説から異論が提起されることは間違いないでしょう。
それともう一つは、
箸墓古墳や纏向遺跡などの政治的権力者の存在を裏付ける比較的大きな古墳や大規模な遺跡がなぜ北九州には少なく、
奈良県には多いのかについても北九州説は説明しなければなりません。

 今回著者は「魏志倭人伝」に記述されている主要な四つの物(出土品)に関して優れた統計分析を行いましたが、
これだけで邪馬台国が99.9%福岡県にあったと判断するのは早計かもしれません。
「魏志倭人伝」の記述だけを取り上げてもまだまだ論証しなければならない点があるように思われます。
しかし、
これだけ見事に統計分析によって邪馬台国の所在地に関して論証しようと試みた研究書は他にはないと思われます。
歴史ミステリーを読み解くような感動が本書から得られました。
すべての歴史ファンに本書をお勧めします。
邪馬台国は99.9%福岡県にあった ベイズの新統計学による確率計算の衝撃 (推理○邪馬台国と日本神話の謎)

その他の感想

いつも
火事の危険あり
保育園で使っています
省スペースでペンの出し入れをし易い
以外に無かったこのカタチ
曲がる。
自転車が必需品の方にはいいと思います
ホワイトは販売されなくなりましたね
技の名前が格好いい
宣伝も兼ねた本だが、内容はかなり良質
少し厚手で温かいです
マンボ用に購入
恋の病に大笑い!
買ってはいけない
短編の質が・・・
これは買いです!!
品物は満足でした。でも?
エポキシパテで原型を作る
息子お気に入り!
内容が素晴らしいだけにレビュー状況が残念
一読、巻を措く能わず、とはこのこと
全国の紳士諸君に
シャンパーニュ・スパークリングワイン愛好者のバイブル
おしゃれなウッドテーブルですが・・・
味と香りがいいウーロン茶
内部スピーカーが少し。。。
においはあるけど対策すれば割安
2015年追試験収録されていません
ネットで買って良かった。
タイトルとパッケージが違えば
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