老荘の出会い
 老荘思想に関心のある人には必読書だ。

 本書によるとそもそも「老荘」というくくり方は淮南子から生まれたという。
老・荘二派の出会いの場となったということか。

 淮南子は戦国時代に流通していた思想全般のほか、
神話・説話、
天文・地理、
処世・政治等を百科全書的に集大成したもので、
分類上「雑書」とされる。
雑書だが老荘的統一の視座をもつ。
これを編集したのが漢の武帝と同時代の親戚である淮南王劉安である。

 劉安は中国南部の半独立的王朝を立てていたが、
後に謀反の嫌疑で自殺を強いられ、
同地は漢に統一される。
本書により淮南子は儒教国教化に抗してまとめられた、
戦国の自由思想の最後の光芒の書であることを知る。

 本書前半では編者劉安について昇仙伝説にいたるまで詳細に述べられ、
後半は老荘的統一をテーマにした思想編となっている。

 著者は内編を中心とする原「荘子」が淮南の地に持ち込まれ、
淮南子を経て老荘的に増幅され、
そのメルクマールとして淮南子が位置するとみる。

 淮南子以降、
劉安の昇仙伝説に見られるように、
老荘思想は神仙思想に傾斜していくように見えるが、
淮南子ではまだ道家として 社会に踏みとどまっていると著者は分析する。

方士と道家の結びつきもここから始まるのだろうか。

 老荘思想は儒教に敗北したが、
2000年後の今日、
個人と自然を重視した老荘思想は世界的レベルで注目されている。
そうした視野に立って、
幅広い内容を含む老荘的集大成の書としての淮南子を見ると、
当時の老荘思想の受け止め方が見えてきて興味深い。

 本書は淮南子の入門書・解説書としてはおそらく唯一の本で、
内容的に充実していて、
かつ刺激的で、
繰り返し読むに耐える最上の書である。
淮南子の思想 老荘的世界 (講談社学術文庫)

その他の感想

中盤時&終わってみてのレビューです。
なんと QE-PL201 も入る!
カワイイ!
ぬりやすい
心がほっこりします
イデコで非課税の有効活用!
細い!
オンラインコード版
サイズがわからない。
普通のメモリ
ちょっと重すぎた
本体の評価
映像や派手な演出という意味では素晴らしいクオリティだが、 シューティングの楽しさはかなり低い。
100Km超えトレラン用に購入(追記:本番利用時不具合発覚)
14曲。多っ、
カード入れが・・・
実にあっさりとした、たくあんでした。
般若心経は理解出来る
食の進まない日用。
初心者には十分です。
90年代のアメリカにピッタリの人間
もう一度、チーズを食べたかっただけ
兼任体制にはいる前の集大成、見事にももちイズムを体現、いろんな意味で。
自分好みの質感
バスコレクション10周年記念!
わりと気に入ってます。
これは、、、、、ハズレもある商品です。
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