フィット・フォー・ライフ　——健康長寿には「不滅の原則」があった! の感想

来年でローフード生活10年になります。
英語に慣れるまでに見つけたこの本は、日本語のローフードについての資料では貴重で、とても印象に残っています。
そのあと、英語でローフードについての様々な資料を読んでいますが、この本がローフードを自分のライフスタイルの中心にするきっかけのひとつになったことは間違いありません。日本語版を出版して下さったことに心から感謝しています。
アメリカでおそらく当時、または現在でも問題になっている肥満への解決策としての視点があるため、体重のコントロールを集中的に取り扱っている印象があります。
また、ローフード完全菜食の栄養学的な視点からすると、疑問が解消されない部分があったり、最新の研究から分かっている情報とは違う部分があることは否めません。
アメリカではこの10年で、ローフードについての研究がどんどん進んでいるので、また情報の更新された資料が出版されることを望んでいます。
常識や習慣に埋もれてしまうことなく、誰かの言うことを鵜呑みにするのではなく、自分の学びと選択には自分で責任を持つという意識を育てていく自己発見の道のりの中で、私にとっては特別な出会いでした。

子供の頃から胃腸が弱く、食後（特に夕食後）の腹部膨満感にはずっと悩まされていました。
胃の調子が悪いとよく眠れず、朝になっても疲れがたまっていて、年中疲労症候群の様な毎日。
それが、ナチュラル・ハイジーンを始めてから数週間で解消。自分の中にこんなにエネルギーがあったのかと驚きました。
２ヶ月後には慢性の便秘も解消、と同時に腹部から下半身全体がすっきりと細くなりました。体重は６キロ減。
１年ちょっと経ち、その間この本の教えの４割ほどしか実行していませんが、リバウンドなく、人生で最高の体調と体型を楽しんでいます。

人生を変えた本は？と聞かれたら迷わずにこの本を挙げます。

実行者（男性37歳　身長173センチメートル）としての感想をいくつか…

まず、食べるのをやめるべき　4大悪因→
アルコール、コーヒー、甘いもの、油っこいもの（パッと見で、油、糖分系のものは即避ける）
ただし、この理論通りの食事に変えて1週間以内は、頭痛、倦怠感、イライラ、体温低下などの
いわゆる好転反応が激しく襲う（特に、上記4品を日常的に愛食していた方）。
その時に、たいていの人が激しい葛藤に襲われ、
やむなくその4品に手を出し、3日坊主の元の木阿弥に戻ってしまう結果になりがちである。

この辛い時期を克服するポイントは、「80対20の法則」を適用し、
全体の80％を守ることができていたら、
多少の妥協は認めてやるということである。
つまり、どうしても我慢できないぐらい辛かったら、ケーキ一個、チョコ一枚、
コーヒー1杯、缶ビール500ml缶1本ぐらい脱線してもOKとすること。
食べて罪悪感を感じることなく、すぐに次の日から基本理論に戻る。
たまの脱線をしても大勢には影響はないので心配する必要なし。
完璧主義で3日坊主で終わるより、80点主義で一生続けるのが
成功の秘訣である・・・0