これまでのあらすじ
『短編集』
この物語は 短編集 です
※東京ガスcm参考
「はい、今日からお弁当」
「…あぁ」
昨日、無事に入学式を終え今日から希望した高校に通うことになる。
昼食は持参することになっていた。
そして今朝、登校を見送る母が自慢げに差し出した弁当箱。
ーーー正午
「___、一緒に食べよーぜ」
「おう机くっつけるか」
第一日目の折り返しだ。
いくら希望した場所に望んで来たとはいえ見知らない中で過ごすのは緊張した。
勉強はついていけそうか、先生はどんな奴なんだろ、友達を早くつくらないと…不安や期待が入り交じり落ち着かなかった。
ようやく昼休みに入り、授業を必死に聞き隣の席の奴と友達になれ幾分か慣れつつあった。
そしてーー
「わぁあ!___の弁当、ちょーうまそ!」
蓋を開けた途端言われた。
中身はご飯とは別にハンバーグ、唐揚げ、厚玉子焼きが綺麗に詰められている。
俺が好きなものばかりだった。
「___家の母ちゃん料理上手だな」
「そ、そう?」
「羨まし~、俺なんか購買で買えだもんな(笑)焼きそばパンうめー」
口数が多い友人は焼きそばパンを食べながら話し続ける。
俺はなんとなく弁当や母のことを言われ気恥ずかしく流してしまった。
照れ隠しに唐揚げを食べながら友人の話を聞きつつ考えた。
母はどんな気持ちでこのメニューにしたんだろ。
単純に俺の好きなものを詰めただけかもしれないが。
もし、新天地で気を張っていることを感じせめて昼食はリラックスできるように、元気が出るように好きなものを詰めてくれたのかもしれない。
……………いや、考えすぎか。
たが、気持ちが和み腹が満たされたのは事実だ。
次の授業も頑張ろうと思った。
「はい、今日からお弁当」
「…あぁ」
昨日、無事に入学式を終え今日から希望した高校に通うことになる。
昼食は持参することになっていた。
そして今朝、登校を見送る母が自慢げに差し出した弁当箱。
ーーー正午
「___、一緒に食べよーぜ」
「おう机くっつけるか」
第一日目の折り返しだ。
いくら希望した場所に望んで来たとはいえ見知らない中で過ごすのは緊張した。
勉強はついていけそうか、先生はどんな奴なんだろ、友達を早くつくらないと…不安や期待が入り交じり落ち着かなかった。
ようやく昼休みに入り、授業を必死に聞き隣の席の奴と友達になれ幾分か慣れつつあった。
そしてーー
「わぁあ!___の弁当、ちょーうまそ!」
蓋を開けた途端言われた。
中身はご飯とは別にハンバーグ、唐揚げ、厚玉子焼きが綺麗に詰められている。
俺が好きなものばかりだった。
「___家の母ちゃん料理上手だな」
「そ、そう?」
「羨まし~、俺なんか購買で買えだもんな(笑)焼きそばパンうめー」
口数が多い友人は焼きそばパンを食べながら話し続ける。
俺はなんとなく弁当や母のことを言われ気恥ずかしく流してしまった。
照れ隠しに唐揚げを食べながら友人の話を聞きつつ考えた。
母はどんな気持ちでこのメニューにしたんだろ。
単純に俺の好きなものを詰めただけかもしれないが。
もし、新天地で気を張っていることを感じせめて昼食はリラックスできるように、元気が出るように好きなものを詰めてくれたのかもしれない。
……………いや、考えすぎか。
たが、気持ちが和み腹が満たされたのは事実だ。
次の授業も頑張ろうと思った。
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筆者:名無しの小説家 読者:214 評価:0 分岐:0