主人公、炭素をめぐる世界史
 この本は凄い。
元素としての炭素の働きの多様性はそこそこ知っているつもりだったが、
この
ように網羅的に書かれると圧倒されてしまう。
なんと我々自身(生物全体)が炭素で出来上がっ
ていて(水分を除いた体重の半分は炭素)、
炭素無くしては存在し続けることもできないのだ。

しかも炭素自体は地球上の全ての元素の0.08% しかないらしい。
著者は人類が生きるための食糧
としての炭素、
とそれにまつわる歴史上の出来事から読者に語りかける。
まずは生きるためのカ
ロリー供給元である「でんぷん」を巡って人類は地球上を模索する。
小麦、
稲、
とうもろこし

じゃがいも等の作物からでんぷんを採取する人類が、
気候変動や人口動態の変化から生き残り
をかけて闘う歴史が紹介される。
そして砂糖、
香辛料と言った貴重な食物の取得に、
命をかけた
人達の物語が面白く描かれる。
食糧のつぎに人類の心を動かした炭素を含む物質の紹介がなさ
れる。
まずは世界を制した合法ドラッグ、
ニコチンである。
元来南米の原住民の間でたしなまれ
ていたらしいが、
コロンブスによって持ち帰られて以後、
その習慣性からヨーロッパで爆発的に
普及して最近まで世界の一大産業であった(近年チョット旗色が悪い)。
そして歴史を興奮させ
た物質カフェインだ。
代表は茶、
コーヒーであるが茶の歴史は古く中国にあったが、
コーヒーは
豆を炒るという製法が確立されたのが比較的新しいことらしい。
最後に人類最大の友となった
物質、
エタノールだ。
もともとは自然界で発酵した穀物や果物から生じたものだが、
古くから嗜
まれて、
いつの時代にもどこに行っても酒屋を探すのは簡単だ。
しかしイスラムや仏教など宗教
的な制約を受ける人達も多い。
ここまで書いてきたことだけでも、
いかに我々が炭素を口にして
生きているかが判るだろう。
最後に世界を動かしたエネルギーとしての炭素について、
述べて
いる。
ここでは炭素をフルに生かす元素、
窒素―ニトロの話だ。
人類が生きていくための炭素を
穀物から得るために、
多くの窒素肥料が必要とされたが、
なんと19世紀までは、
硝酸ナトリウム
炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

その他の感想

癖もなく飲みやすい水
美味しいしオシャレ
夜食の友
名作に名訳
もう少し間隔がせまければ・・・
刺す時よりも抜く時に注意
運動、睡眠、休養、瞑想・・いい特集号だと思うな
英語圏ユーモアの千本ノックでセンスを磨く
もはや記録映画の域
アイル可愛いです。
復活の意味するもの
Galaxy S3(SC-06D) にもGood!
外部映像出力ポートが微妙なノートパソコン用に
匂いがすき
画像通りのクオリティ
結婚祝いにとても喜ばれます
手の込んだギャグだがオチがない
固定用パーツが欲しかった。
構造改革論者による反リフレ論
Amazonにしては、、、
この値段でこの機能は、なかなかです
気にする必要はなさそうです。
親切重宝に有難う御座います
最高の10回記念。
少しだけ良くなった
30周年のハピネスが詰まったアルバム。
すっ素敵!!
金融マン以外にも有用です
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