教育問題を考え議論する際の基盤を与えてくれる良書
「教育」と一言で言っても、
非常に広範な意味を含みうるものであることは、

人によってその定義や目的が異なり建設的な議論に至らない、
というしば
しば見られる現象が示すところである。
本書は、
この「教育」に対して、
原理
的に迫ると同時に実践的な視点も与えてくれる、
実に読み応えのある新書
である。


まず、
人間が自由を求めてきたという歴史的な経緯に簡潔にふれながら、

公教育を「すべての人びとが<自由>に生きられるための<教養=力能>
を育む」(p. 24)ものと定義づけている。
そして、
これも定義づけが難しい
「学力」については、
「学ぶ(学び続ける)力」と非常に簡潔で説得力を持って
定義づけている。


まずは議論の齟齬になるこういった概念を整理し、
これからの教育の方向
性として、
「学びの個別化」「学びの協同化」「学びのプロジェクト化」の3つ
を道筋として示している。
その後、
内容は実践的な側面に移っていき、
学力
評価と入試、
学校空間の再構築、
教師の資質や教員養成の変容の必要性、

短期的、
長期的な教育改革ビジョンも示している。


本書の特長はいくつも挙がる。
まず、
非常に内容が充実していて、
読み応え
があり、
教育議論をする際の基盤や視点を与えてくれるということである。

つまり、
それだけ教育の根本を盛り込んでいるということである。
その上、

実践的、
現実的な視点も併せ持ちながら、
中庸的に、
できる範囲で教育を
新しい方向性に進めていく必要性を説いているため、
説得力がある。
さらに、

多くの文献にあたりながらも説明は平易で分かりやすいし、
著者のスタンス
もよく分かる。


教育に関係する多くの立場の方に有用な一冊だと思います。
教育の力 (講談社現代新書)

その他の感想

プライム会員にはおすすめです
いいけどやや小さめ
予想以上によかった!
iphone5 ios7.1
だいせいこうをだしたことがない人には十分参考になります。
夜も昼も美しい映像
他よりは良かった
中曽根本人以外の人が書いた、初めての中曽根康弘の伝記
私も不良品でした。購入するのは考えものだ!
算数ができない編集者なの?
とうとう中国製に…
スケッチだから描けるものがある
レビューでは伝わらないほどの活気に溢れています!
あまり期待して読まない方が・・・
価格からみて予想通り
現在進行形のジャンルは毎年買わなきゃいけないね
履きやすです。
これまで紹介されてきたトレーニング方法の中では当たり
とてもリアルでカッコイイです。
マルチディスプレー用に購入
「小さなお店」を100年先まで存続させるのに必要な原理原則をおさえた良書!
黒金将軍シュバルツが大活躍!!
変わらないもの
わざわざ買う必要なし
早く使いたいです。
過去への旅にでたミス・マープル
癒しの空がある
買わなくて良い本
なめらかで気持ちいいです
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