偉大な、異能の治療家の伝記
回想の野口晴哉          野口昭子       ちくま文庫

「野口整体」の創始者野口晴哉について、
妻であり弟子である昭子氏が書いたものである。
日本の健康法の中で、
その流れを汲む人が非常に多い「野口整体」には、
ずっと興味を持ってきた。
しかし、
極めて理論的でありながら、
知的に理解しようとする者を拒むようなところを感じていた。
独特の思想と論理に、
なかなか入っていけなかったのである。

しかし、
最も身近にいた人による伝記ならば、
理解の助けになるのではないかと考えて購入した。
そして、
読んでよかったと思っている。

この本を読んで、
野口氏には、
通常の基準では理解できないようなところがあることが良くわかり、
自分の印象が正しかったことを知った。

野口氏の本質は、
霊能者のような資質が、
極めて実証的な知性と共存していることである。

「僕は子供のときから自然に見えてしまうんだ。
人の体でも、
じっとみると、
悪いところが黒く見える。

悪い人を金縛りの術でやっつけてしまうこともできたが、
それを習いたいという妻に、
「みんなお互いに暗示し合って相手を金縛りにしている。
ぼくのやって来たことは、
どうやって解くかということだ。
」と話している。

このエピソードなどは、
優れた宗教家や禅僧でないと言えない言葉かもしれない。
彼は「臨済録」をぼろぼろになるまで愛読した。

8冊目を持っていたと昭子氏が書いているが、
なるほどと思えることである。

野口氏には、
親しい人が遠くで死んだときに、
それを知ったというエピソードが多い。
「人間というのは、
意識以前の世界では、
みんな一つなのだよ。
」この言葉は、
集合的無意識を考えたユングに通じるように思える。

人間の病気や怪我の治療を続けた野口氏は、
ユングよりも遥かに現実的である。
治るかどうかを原点としているからである。

なお、
野口氏の子供たちは個性が強く、
学習障害のように見えたこともあったようだが、
氏の個性的な教え方で伸びている。
このことも面白いエピソードである。

「弘法は六十二で死んだが、
僕は六十五かな」と言った野口は、
この世界でやるべき仕事を終えたかのように、
忽然と世を去る。
回想の野口晴哉 ちくま文庫(の-7-3)

その他の感想

作品そのものはとても良いが 新品購入したのに研摩本が届いた
Ecoの前に。
3パーツ2ボルト
Deemo
割れ剥がれました。
大人の仕様なMacBook
爪が少し固いかな
サーバー保守担当には嬉しい値段とサイズ
写真通りの美品
用途を限定して使っています
やはり本人の覚悟次第です
プッチーニ唯一の喜劇、オペラ入門用にも最適
ブレスレット
これだけで十分です。あとはJust Do It.です。
通話と写真がNG。
スタイリッシュかつコンパクトな家庭用ワインセラー
出品者トラブルありましたが
進化の度合いが異常過ぎる
ダイナミックな風景とかわいいペンギンの表情を楽しめます!
履き心地は最高で、長持ちします
一番気に入ってます。最初のケースとして特にお勧め。
暑い夏に活躍!
今までより聞き疲れしない音になりました
SサイズとMサイズの違いは、首回りのサイズ
反射しました
Geffin三部作に続くWea後期三部作の一角!
ストーリーモード搭載!
2~3泊のアウトドア用としておすすめ
戻る