従来のライブ映像とは一線を引く秀作

私はレコードが欲しくて「ブルーレイ＋DVD＋CD＋LP」の組み合わせを買いました。

国内版だけあってボックスの作りは非常に綺麗で、
横尾忠則風の絵柄はハイドパーク会場の写真でした。

LPは今はやりの重量盤ではなく、
標準的なものですが素晴らしい品質で、
ノイズを一切拾わずに再生できます。

只全体におとなしく感じました。

CDもレーベルは陳腐に見えますがおとなしく感じます。

次に余り興味のない音と映像のブルーレイを見ました。

驚きです。

釘付けです。

７０歳でロック。

４人とも実に愉しそうに演奏しています。

途中参加したミック・テイラーの緊張した顔と対照的です。

ダリル・ジョーンズのソロは圧巻です。

従来のライブ映像と明らかに一線を引きます。

相当な数のカメラで４人を、
サポートミュージシャンを、
そして観客を追っているのですが
カメラクルーが殆ど写り込みません。

同じようにストーンズのライブにつきもののボディーガードも点景以上には写りません。

ストーンズの音楽だけが撮られています。

カメラは興奮していないのです。

実に丁寧に適切な切り替えと編集で映画として成立しています。

今後のライブ映像のスタンダードになるでしょう。


このハイドパークライブを素材にした商品は日本のアマゾンだけで１５点あります。

イギリスやアメリカのアマゾンを含めると相当な数です。

本品のライブ映像は２０曲ですが、
リージョン１のアメリカ版には４７曲も取り込まれたDVD
があります。

上手く組み合わせればほぼ同じ内容が１１，３０３円で手に入ります。


LPまで欲しがる人は少ないようで私は予約で１６，０００円で購入しましたが、
発売二日で限定１，０００セットなのに２００円引きになりました。


それら雑多なことはさておき、
歴史に残るライブ映像をお楽しみください。