「資本論」の現代的意義を論じた好著!
 講義形式で『資本論』の現代的意義を説いた好著です。
最初の講義では日本における『資本論』受容の歴史を述べることから始めて、
講座派と労農派の対立・論争にまで触れています。
第2講義では、
労働力商品について分析し、
これが資本家と労働者の等価交換ではなく、
労働者の不払い労働から剰余価値が生まれ、
資本家による労働者の搾取が生じることが説明されている。
マルクスは労働価値説を採り、
等価交換を原則に資本主義社会の構造を論じていきますが、
資本家によって購入された労働力商品の使用については資本家の支配に委ねられる。
ここに他の商品とは本質的に異なる労働力商品の使用価値があります。
使用価値とは買い手の欲望のことであり、
欲望の享受によって消滅するものですが、
労働力商品のみは資本家の利潤への欲望を満たすために存在し、
労働者が生産した剰余価値は資本家の利潤追求のための手段として徹底手的に利用され、
ここから労働者の人間疎外が生じる。
つまりマルクスが『資本論』を書いた目的は社会主義革命にあるのではなく、
資本主義社会の構造、
資本家と労働者の生産関係の本質を究明し、
それまでの古典派経済学が究明できなかった利潤が生じるしくみを解明することにあったのです。
したがって、
『資本論』の現代的意義を論じるのであれば、
剰余価値の分析、
剰余価値学説史の論究は不可欠だと思います。
現代資本主義経済、
グローバル経済において最大の問題点は国際的な価格競争であり、
そのために生産費の削減、
賃金水準の低下を余儀なくされるからです。
マルクスを論じるならこの点こそ触れるべき最大の論点ではなかったかと思います。
とはいえ、
著者は現代資本主義経済と関連付けて『資本論』の現代的意義を論じている。
その手法と語り口は見事です。
ビジネス・パーソンにお薦めの一書です。
いま生きる「資本論」

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