全てのリーダーに必要な要素が書かれている

散歩のついでに富士山に登った人はいない。

この本で、
何度も出て来る言葉です。


富士山に登ろうと思ったら、
それなりの装備、
登山計画、
体力作りなどそれ相当の準備が必要です。

社長になるということも同じこと。


会計やマーケティングを知り、
社会の流れを知り、
人を動かす術を知る。

そして、
理念やビジョンを持って行動する。


「経営する」という仕事に必要な資質について書かれています。


社長になりたい人も、
そうでない人にもとてもこころに響く言葉が並びます。


トップに立つために大切なこと、
それはスキルなどではなく
考え方、
心の持ち方なのです。

もちろん、
会計やマーケティングの知識など「スキル」は必要です。

しかし、
それだけでは社長になれません。

むしろそれらのスキルは優秀な部下、
もしくは外注でもできることだからです。

しかし、
「考え方」だけは人にまかせることができません。

社長自らスタッフに伝えていくことが必要なのです。


成功者に素直に学び、
それを自分のものとし、
さらに進化させる柔軟さを持つ。

人を使うからには、
自らが「人として大切なこと」「人の道」を学び続けていること。

その生きる姿勢そのものが社長に求められることなんだと思います。


人は、
順調に物事が進んでいる時ほど「慢心」に注意しなければなりません。

そういう意味でも、
この本はバイブルとして手元に置いておきたい本だと思いました。


「論語」や「老子」など、
古典を読む必要も説いています。

そこには１０００年、
２０００年と受け継がれている「真理」があるからです。

一流の社長はそういった「真理」や「人の道」を大切にしているのだそうです。

さっそく、
読んで勉強しようと思いました。