150年前の日本が生き生きと語られている
シュリーマンについては、
中学生のころ、
トロイア遺跡の発見発掘者として社会科で習った記憶がある。

本書をもっと早く読みたかったが、
色々な事情で今日まで遅れてしまった。


本書は150年前の清国と日本の姿を生き生きと描いている。

最初に訪れた清国では天津と北京について、
書かれているが、
清国の街や人々の不潔さにはほとほとあきれたようだ。

その不潔さの中、
清国の食べ物を食べ、
滞在してよく病気にならなかったと感心する。

しかし、
万里の長城の壮大さや、
そこからの眺めについては絶賛しているから、
別に人種的偏見の持ち主でもない。


そのあとで訪問した日本は、
清国と対照的に世界中で一番清潔な国と思ったようだ。

また、
日本の生活の無駄の無さにも驚いている。

たとえば日本には家具というものが一切ない、
とされているが、
本当にそうなら江戸時代の人々はどうやって収納していたのだろうか。

押入れはあったろうから、
その辺は見落としていたのかもしれない。

食事は畳の上に座って直に食べているように書いてある。
お膳のようなものは見なかったのだろうか。

いまでいう公衆浴場では男女混浴に驚いているが、
それを野蛮な風習とは見ないで、
世界には異なる文化が存在する証左と受け止めているようだ。

当時の江戸でも外国人の姿は珍しく、
彼ら外国人が通ると人の山が出来るが、
風呂屋から真っ裸で男女が飛び出してきて恥ずかしそうにもしていない。

そもそも、
一般の日本人男性は裸に下帯一本で生活しており、
なかには全身に見事な刺青をしているものもあり、
基本的には裸に羞恥心はない国と感じたようだ。

彼を守ってくれる幕府の役人たちも謹厳実直・清廉潔白を絵に描いたような人々ばかりである。

腐敗した清国から日本に回ったシュリーマンの眼には、
ことさら日本人の生活の清潔さ、
効率の良さ、
まじめさが目に付いたのかもしれない。


最近はテレビなどで訪日外国人に日本の良さを語らせる番組がことさら多くなったような気がする。

しかし、
150年も昔から訪日外国人は日本の良さに驚嘆していたことを、
われわれ日本人は誇りにおもってよいのではないだろうか。
シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))

その他の感想

まだよく効果がわかりません。
この人は私が一番好きな歌手です。
毎日履いています。
生きる糧
手軽で重宝しています
EVの方はぜひ読んで下さい。
記録用として信頼出来ます。
思ったよりよく写る!
隙間無く取り付けられます
妖怪ウォッチどろりんドリンク
いくらなんでも耐久性が悪すぎる。
部外者も楽しめて勉強になる共産党史
ミリタリマニア以外でも読める出来ではあるが主役二人の話に終始し過ぎた感がある
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【ご注意!】延長用・切替器用には不向きです。
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