イタリア人気質、イタリア文化の一端が透けてみえてくる。
イタリア語通訳(同時通訳)30年の経歴をもつ著者(自称シモネッタ)による、
シモネタ体験記。

「アモーレ」の国イタリアの下世話な、
エロイ話が満載である。
しかし、
不愉快な思いはしない。
下品でもない。
これらの話を読むと、
イタリア人気質、
イタリア文化の一端が透けてみえてくる。

表題の「デカメロン」というのはもともとはボッカチオの作品で、
これは14世紀のフィレンツェでベストが大流行したときに、
郊外の舘に逃れた男女10人が暇つぶしに毎日一人一話、
都合十話の話をして10日間を過ごした物語で、
それにあやかっている。

本書の読み方はいろいろありうるが、
一番最後の章「シモネッタのイタリア初夜」では著者がイタリア語を学ぶきっかけ、
その後イタリア語の翻訳、
通訳を始めたころのエピソードが自己紹介のように書かれているので、
ここからスタートするのもひとつの方法である。

その他の各章には、
「くどき上手なイタリア男たち」「カサノヴァの末裔たち」「ああ夫婦」「世界最古の職業、
東西のプロたち」「ああ日本人」「ホテルにて」「かくもユニークな人たち」「イタリア人のビジネス」のタイトルがついている。
デカメロンのように小噺をたくさん聞いて(読んで)愉しめばいいのである。

「解説にかえて」では、
ロシア語同時通訳者で作家だった米原万里さんとの対談。
その後の「文庫版あとがき」には癌と闘った万里さんへのお別れの言葉で、
涙をさそう。
イタリア的恋愛のススメ シモネッタのデカメロン (文春文庫)

その他の感想

内容の濃い教科書
「あたりまえ」のコトはなんで「あたりまえ」なのかがわかる本
エバニューコートブラシアルミ120PHIIKE884
外見の可愛さより、可愛い我が子が大事
古参ファン・サービス満点。
競技思考の方必見
迫力があってカッコ良い
写真よりも
賃貸経営者に必要な事が理解しやすい内容で展開していて読みやすかった
定番のアシックス!
え?
よかったんですが・・・。
走る手前の子供にちょうど良いです。
ヨーガを知的に探るための基本書
寄せ集めだが残り物のとは思えない充実した楽曲が魅力
良く解って良い本です
うまかった。
ハズレではないのだが・・・
うつくしくかなしい姉弟の情愛
しっかりしてました!
フライパン用なので・・・
最高!!すべての音楽ファンに聴いてもらいたい。
粗はあるけど、総合的にはかなり高水準な『暇潰しの相棒』
アムトラニクの復調と苦境に立つジェン・サリク!暗雲ローダン・シリーズ第497巻。
段ボールが残念
鉄分バンザイ( ’ ▽ ` )ノ
満足ですが、もっと詳しい説明書を付けたほうが絶対いい。
難解な密教経典を、素人にもわかりやすく丁寧に解説してくれた優良書籍
じつは、歌とは違う詩
戻る