ロボットにおける音声自然言語処理の持つ、当面の課題を述べている好著。

「人間と接することのできるコンピュータ」を実現するには、
数々の条件があります。

本書は、
そのような条件を事前知識の少ない人にもわかりやすく日常生活的な例を交えて説明しています。

著者によるAIという領域の切り取り方や、
（自然）言語そのものに対する認識を支持できるかは人それぞれだと思いますが、

私は音声自然言語処理の難しさを数々のメタファを用いて説明する論としては著しく一般的な理解をも助けてくれているのではないかと思います。


エッセイ集の体裁をとっているので、
いつでもどこでも読める気軽さもあります。