生きていく力が出てくる小説です

Kindle版になったので、
購入して、
読みました。


よしもとばななさんの他の小説にも出て来るモチーフが登場します。

それらが、
しっくりと、
かわいく、
そして哀しく紡ぎ合い、
いい感じの余韻を残してくれます。


あとがきに「とても悲しい話です」と書いていらっしゃいますが、
悲しさの中から生きていく力が湧いてくるような。

肉を食べて元気がでることの本質をついているような、
そんな話でした。


野菜もいいけれど、
ジュージューと焼けた肉の美味しさ、
そこから得られる元気の意味がわかるような。


表紙のイラストにも登場している、
朝倉世界一さんの「地獄のサラミちゃん」もKindleで読むと、
面白さ倍増です。