資本主義のルーツを知る・理解する

本書ではサブタイトルのとおり「資本主義とはどのような社会システムか」を知る・理解するために，古典派経済学からマルクス経済学にいたる資本主義の生成過程を歴史的・体系的に解説されています．昨今では「アメリカ型資本主義」や「ヨーロッパ型資本主義」など「資本主義の多様性」について活発な議論がなされていますが，416ページもある本書を読み解くことで，多様な資本主義のルーツを知る・理解するとともに，昨今の多様な資本主義の議論についての理解を深めることができるでしょう．内容といい分量といい読み応えあるテキストです．