動機づけと能力のマトリックス図は必見
最終解と言うことで、
期待を持って手にした本書。
過去にクリステンセン教授の書籍を読んだ人にとっては、
裏切られることはないが、
大きな発見はないと思う。
が、
各章ともコンパクトかつ必要十分に纏まっており、
おさらいにはもってこいの一冊。


本書で注目したいのは、
「動機づけ」と「能力」によるマトリックス図。
足かせ、
温床、
ジレンマ、
燃料不足の4象源による区分けは、
簡潔かつ的確で、
この概念を学べるだけでも、
本書は有益な一冊であるといっても良いだろう。

ジレンマに陥っている企業は多いのは容易に想像がつく。
優秀と言われている社内の人材を集めてきて、
ゼロから事業を作り上げても上手くいかなかった経験を持っているエグゼクティブは多いはずだ。


なぜだろうか?
そもそも論として、
彼らには事業にフルコミットする動機を欠いている場合がある。
マネージメントばかりが先行し、
真に必要とする資源を欠いている場合も多い。
こういった背景もあり、
最近はM&Aで、
手っ取り早く事業を買収してしまう方法を選択する企業が増えているようにかんじる。
本書でも述べられているとおり、
事業の収益面とシナジー面での関与にとどめ、
買収後の事業コントロールはほとんど行わない。
モチベーションを維持しつつ、
リスク要因を包括することで、
既存の大企業はますます強靭になって行く。


本書の核は、
p.377以降の主要な概念のまとめを読めば、
ざっとさらうことは可能だ。
が、
それぞれの概念を理解するに当たっては、
やはり各章をじっくり読み込む方が理解度は高まるだろう。
事例として、
教育、
航空、
半導体、
医療、
通信が挙げられているが、
日本人の今後のビジネスドメイン戦略(日本に限る場合)を考えると、
医療、
教育、
半導体の順で参考に出来るのではないかと思う。
通信は規制が多すぎるし、
航空は競争優位のビジネスモデルを立てにくい。


が、
大切なことは、
各業界の事例を他の業界に応用する思考力を鍛えること。
ケースは所詮ケースと割り切りつつも、
都度都度ケースを省みつつ事業の舵をきっていくことが、
イノベーションの実現に繋がる。
イノベーションの最終解 (ハーバード・ビジネス・セレクション)

その他の感想

リピートで購入してはいますが...
ついにVRが買えたので
3歳の娘が笑います!?
超一流の知的エンターテイメント
4個買いました
予想を上回る重厚感、使用感でした。
外国人の友達にお土産として
超良い
エコのため
さっそく編みたくなる内容
ロッドの修理に
君が愛を語れ
いろいろあって良い
もう一息
美味しい飯盒ご飯
どこにでも持ち歩く。
純粋に読み物としても面白い
2014年5月10日 再掲載と、本書についての共同通信社報道への疑問
点灯すれば優れもの。しかし商品としては最悪
クライマックス&大団円
安価で、しかも申し分なし。
ミニコンポの修理に
香水をまとう喜びが深くなりました
使いやすいけれど、これじゃなくてはだめではない
商品はすごくいいのですが・・・
少々不安でしたが・・・
画一的デザインの家庭用電話機の中で、一際お洒落
使い勝手抜群、ただし初心者にはお勧めできない
本フェチなら必読
交換には慣れが必要
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