現代哲学の転換点にして出発点である古典
「なにがあるのかについて」「経験主義のふたつのドグマ」など、
現代哲学に転換をもたらし、
新しい出発点となった論文を9本収めている。


上記2論文は、
まとめると以下のようになるだろう。


「なにがあるのかについて」
まず、
語の意味と、
語の示す存在とは、
別のものである。

(例えば、
明けの明星と宵の明星は指示対象は同じだが、
意味は異なる)
よって、
ある語が意味を有するからといって、
その語の指示対象が存在することにはならない。


ここで、
言語と実在とが切り離される。

そうすることで、
現象主義的概念と物理主義的概念の対立を解消する。

どの概念を用いるかは、
どの概念を用いると有用であるかという、
プラグマティックな問題に帰着するのである。


「経験主義のふたつのドグマ」
経験主義には二つのドグマがある。

一つは、
事実とは独立に意味のみで真偽が決まる分析的真理と、
事実にもとづく綜合的真理とは、
決定的な差があるという信念である。

もう一つは、
有意味な言明は、
経験から論理的に構成できるとする信念である。

このどちらもが無根拠である。


定義や意味論的規則によって、
分析性を擁護するかもしれない。

しかし、
そうしたものは、
定義や意味論的規則自体の曖昧性によって失敗するか、
論点先取りに陥ってしまう。


また、
一般的に真理は、
事実と事実以外の要素の両方から支えられる。

例えば、
「ブルータスはシーザーを殺した」は、
その事実関係以外にも、
「殺した」の意味にも左右される。


そして、
経験依存が起こるのは、
単語や言明ではなく、
ある言語体系全体である。

なぜなら、
言明は言語体系内で相互に絡み合っているからである。


そして、
言語体系は概念を引き出す。

さらに概念は、
上記したように必要性に応じてプラグマティックに選ばれる。


基本的・常識と言えばそれまでだが、
斬新と言えば斬新な議論が展開されている。

上記2論文以外にも、
興味深いテーマの論文が多数納められている。
論理的観点から―論理と哲学をめぐる九章 (双書プロブレーマタ)

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事実から考えるこれからの歴史をつくる書
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