楽器を演奏するということ

「〜なら誰でも知っておきたいからだのこと」シリーズよりもっと包括的に、
管楽器演奏とそれを取り巻く状況について切りこんだ本。


楽器を演奏するということは、
身体奏法としてとても繊細かつ非常に言葉にしづらい技術が必要となります。
もちろんそれは、
メンタル面にも密接に結びついている。


著者のバジルさんは日本で育ち、
ドイツの音大に学んだアメリカ人。
この経歴が独特の視点となって「アレキサンダーテクニックの楽器指導への応用」にたどりついたようですね。

私には目からウロコな発見がたくさんあった本です。
技術論に陥らず、
平易な言葉でポイントをしぼって書かれているのも好感が持てました。