自然界の厳しさや人間界の残酷さを動物の目線で描いた動物作品の古典

Macmillan ReadersのLevel 3（1,100語レベル）
語数　12,656　　　　　　　　　 YL 3.1

Jack London氏によって20世紀前半に書かれ、
日本でも『白牙』の邦題で
和訳も刊行されている動物作品の代表作の一つを、
1,100語レベルの英語
でリトールド（簡易化）したものです。


19世紀末、
北米の極寒の地での暮らしは、
人間にとっても動物にとっても
厳しいものだった。
White Fangは、
狼の父と狼犬の母の間の４匹の子ども
の一匹として生まれる。
父親や兄弟を次々に亡くしたWhite Fangは、
母の
以前の飼い主であったインディアンのGray Beaverに拾われ、
そり犬として
育てられることになる。


過酷な自然環境と他の狼犬との争いの中で鍛えられ、
次第に大きな体へと
成長したWhite Fangは、
強さと狡猾さも備えたボス的存在にのし上がって
いく。


やがて、
White Fangの強さと気の荒さに目を付けた白人Beauty Smithに目を
つけられ、
お金で買われて闘犬となり無敗の王者となっていく。
ブルドッグ
と対戦したある日、
その戦いで瀕死の重傷を負うことになる…。
そしてその
姿を目にしたある人物と出会うことになるが…。


自然界の厳しさ、
人間界の残酷さと優しさを動物の視線から描いた作品です。

他にも、
Penguin ReadersのLevel 2からや、
Oxford DominoesのStage 2から
も同作品の簡易版が刊行されています。