社会学者+障害の当事者が放つ破壊力満点の倫理学テキスト!
 現代の社会には、
「健常者>>>障害者」という序列が厳然と存在している。

 また、
近年の日本では、
「超」の付くほどの自己責任論が社会全体を支配するようになっている。

 これらの結果、
障害者(+その支援者)が日本の社会から弾き出されているのが実情である。

 そこで、
著者の野崎泰伸さんは、
社会学者+(身体)障害の当事者を代表してこの本を書いたわけであるが、
まず読んでみて分かるのは、
(新型)出生前診断などのような、
生と死に関する倫理的な諸問題を非常に深く掘り下げていることである。

 例えば、
この本の第3章では、
将来に絶望して、
障害を持つ子供と一緒に無理心中してしまった一家のケースが取り上げられていたが、
現代の日本では、
このようなケースが表面化すると、
すぐ「2ちゃんねる」などのネット掲示板に氾濫しているような、
「子供を殺す親が悪い!」「障害のある子供を産む方が悪い!」「障害を治せない奴はダメだ!」などといった自己責任論で物事を片付けようとする風潮が強くある。

 だが、
これでは障害者世帯の貧困という問題に全くメスが入れられないため、
同じようなケースが全国各地でエンドレスに繰り返されてしまうのがオチである。

 そこで、
著者の野崎さんは、
この本の中で「障害者がこの社会で抱える『生きづらさ』の問題を、
個人の問題へと矮小化してはならない!」と訴えたわけであるが、
このような主張を真正面から展開することは、
真の意味での犠牲なき社会を作る上で必要不可欠なことでもある。

 それだけでも、
この本が単なる処世術や、
人生訓に終始しがちなB層向けの倫理学テキストとは、
明らかに一線を画していることがすぐに分かるはずである。


 なお、
この本には、
「A層」「B層」「C層」「D層」という表現は全く使われていなかったが、
現代の日本の社会は、
A層(社会の勝ち組=障害者を「社会のお荷物」としか考えていない層)が、
社会の圧倒的多数を占めるB層(メディアなどの情報に簡単に流されてしまう層)を取り込む(と同時に、
彼らが日本共産党以外の政党{主に自民党}を支持するように仕向ける)ことで成り立っているのが実情である。
「共倒れ」社会を超えて: 生の無条件の肯定へ! (筑摩選書)

その他の感想

自分好みのペティーナイフ
小説での補完。
趣味のハンドメイドに
「出没地帯」の文庫版
もっと経済学を学びたくなりました。
シンプルなレーザープリンタをお探しの方向けと思います
悩んだ結果
税理士試験の必需品
人生の勝算
大変貼り易いです
DVDが神としか言いようがない
とにかくステキ!
「下請け体質からの脱却」という目標は、個人の「やる
難解というより、文脈がわかりづらい
焦れったさを楽しめる
いくらレッドブルを飲んでも翼は生えませんので。
レンジに使えるし、臭いも残らない
やはり便利
薫染
多分配送の時になったんだと思うけど
初心者からベテランまで、バイブルとして手の届く書棚に置いておきたい本です。
Xperia Z Ultra 用に。
私自身クラッシック演奏家ではないので
ベランダ収納に
じょりこ
広く、そこそこ深く網羅されてます。
たかがマッサージと侮るべからず
平和を維持するためにこそ
名刺がグレードアップしました。
戻る