この分野の考え方がよくわかり、道を踏み外さないように配慮している教育的な良書。
おそらく、
進んだ学部生、
大学院生、
研究者向けの解説書だと思います。
難解と思われる内容を、
非常にわかりやすく説明して、
問題点や課題、
展望もきちんと述べられている教育的な良書です。

この本を読んで、
わかったこと、
役に立ったこと、
印象に残ったことを書きます。

標準理論は電磁気力と弱い力、
強い力の理論の直積ですが、
10の19乗エレクトロンボルト程度のエネルギーではこれら3つの基本的な力が同一の対称性を持つ理論になるのではないかというのが大統一理論です。
現在のところ、
3つの力が統一されているという実験結果や、
SU(5)で物理が対称性をもつという大統一理論を実証する陽子崩壊は見つかっていません。

標準理論ではニュートリノの質量はゼロですが、
スーパーカミオカンデの実験によりそれは反証されました。
標準理論よりも対称性が強い理論ではニュートリノが振動したり、
質量がゼロではなくなります。

電磁気力、
弱い力、
強い力が統一される世界と現在の我々の世界の間でエネルギーレベルがかけ離れているという不自然さは階層性問題と呼ばれています。

標準理論を越える理論(Beyond Standard Model;BSM)はこれらを解決して、
さらに、
自然に重力を含む理論であることが期待されます。

この本では、
標準理論を解説した後に、
BSMとして、
まずはMSSM(最小超対称標準模型)などの超対称性理論、
そして、
超対称性を必要としないものとして、
余剰次元理論(大きな余剰次元理論、
ランドール-サラム理論、
ゲージ-ヒッグス統一理論)とヒッグス粒子の複合模型(テクニカラー理論、
Dmensional Deconstruction、
Little Higgs)を解説しています。

百花繚乱のBSMですが、
最後の2章においてそれぞれの理論を実験事実からしっかりと検証しており、
ヒッグス粒子の質量に関する問題点、
異常ヒッグス相互作用の検出などの課題について述べられています。


(超対称性理論)
超対称性理論はヒッグスセクターを拡張して階層性問題を解決する可能性があります。
素粒子の標準模型を超えて (現代理論物理学シリーズ)

その他の感想

批判にならず、増田リポートが過大評価される
やり込み豊富。
犬の散歩に使用しています。
100年にわたる東国武将たちのダイナミックな活躍をまとめた本
とてもいいです
中程度の神棚にマッチしています
本物です。
ちょっと大きい(笑)
時間をかけてゆっくりしっかりと使うのがポイント
わかりやすいが、ややそっけない
さっそくラフに使いました。
本邦金融機関の更なる国際化の為のビーコン
気泡も入らずgood
曲がんない
しばらく買い続けますよ。
「東京と地方は対立するもではない」
なんだろう
中国資本の勢いはスゴいが、内容は薄っぺらい・・・・・・
基本的には看護士さんとか介護士さんの為に
驚愕のワンダー・ウーマン誕生秘話
可愛くてかっこいい!
故障した話と、他のタイプとの比較など書きました。(超長文)
上園磨冬氏の特集記事目当てで購入しました
じっくりと聞き入ってしまいました。
夜のオムツ替え時に重宝しています
戦国時代の文献から当時の日本語を描く
段々と容量が減る…が、交換してもらえました!
バリエーション2
絵が苦手な人でもオススメ! 子供も大人も楽しめるゲーム
薄め
戻る