オックスフォード大学の特徴と、そこから見える日本の大学の課題
本書は、
著者がオックスフォード大学で教鞭をとられ始めた2008年以降
に、
『中央公論』や『週刊東洋経済』などの雑誌や新聞で発表した文章
を編集し、
一冊の新書としてまとめたものである。


東京大学で10数年間勤められ、
アメリカの大学へ留学し、
そこで短期間
授業もされ、
そして現在はオックスフォード大学に勤務される著者。
日本
の大学を、
世界の大学と比較しながら、
経験的にも理論的にも議論でき
る日本でも数少ない方のお一人と言ってもいいだろう。


本書の主たるポイントは、
以下の3つといっていいだろう。
まず、
オッ
クスフォード大学に見る、
イギリスの大学の特徴の紹介である。
カレッジ、

チュートリアルなど、
伝統的に守られている、
アメリカの大学とはまた
異なる特徴である。
そして2点目として、
イギリスの財政状況と大学の
学費問題がまとめられている。
社会の変化に伴って高等教育への就学率
の向上を目指した施策が与えた影響について書かれている。
そして最後
の点として、
オックスフォード大学に勤務されて改めて感じた、
日本の
大学教育の課題である。
就職、
大学経営、
社会構造の変化、
学生や企業
の意識など、
様々な要素が入り組んで形作られている現在の日本の大学
教育については、
「コップの中の競争」と手厳しく批判している。


著者は、
決して日本の大学がイギリスの大学と比べて、
一方的に良いと
か悪いとかを述べているわけではない。
両方の大学に勤務したご経験か
ら、
その違いを浮き彫りにして、
優秀な教員と学生の獲得競争が世界的
に繰り広げられている現実と学問を追及する姿勢をオックスフォード大
学でを目にした場合、
日本の大学教育は「コップの中の競争」をしている
だけと述べているのである。


本書では述べられていなかったが、
日本の大学の国際競争力を高めるた
めには、
まず、
その関係者が世界の大学の現実を知ることが先であろう。

その意味で、
本書は、
イギリスの大学の現実を垣間見せてくれるという
グローバル化時代の大学論2 - イギリスの大学・ニッポンの大学 - カレッジ、チュートリアル、エリート教育 (中公新書ラクレ)

その他の感想

トータル評価
人としてのイエス・キリスト
Phone6とiPad miniで使用
勝手に期待していたのもあるんですが
一番手軽なカルメンのフルスコア!
接続部が取れやすい
考えの甘い経営者 (銀行員の意見です)
4ポート2000mAhでこの価格のものはなかなかない
それなりに使えます
可愛い本ですが、我が家には合わずでした
こういう本に出逢いたかった
海外旅行の夢
錦織本の中では秀逸
野菜を焼くのに
うちの定番泣き止ませグッズ!もっと早く買えばよかった。
ぬくぬく暖か
カメラは文句無し、だけどヘッドセットが…
USB端子の穴のずれ
一言で言うと「いい」!
黒バス FAN DISC
けいた
狭いながらも・・・
「失敗学のすすめ」の続編の文庫版
デスパで見ていた料理を自宅で!
Lサイズがお勧め
大体知っている話だが
サイズが小さめです
CD焼付けは早くなりました
あればあったで便利です
これで落ちきました!!
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