政治的な神、八幡神
 奈良時代について書かれたものを読むと、
大仏建立や道鏡事件など重要な出来事においてなぜか登場してくる八幡神。
皇室の祖先神を祀る伊勢神宮があるのに、
なぜ都から遠く離れた九州の宇佐神宮に祀られた神が出てくるのか、
ずっと不思議に思っていた。
本書は、
この八幡神と宇佐神宮、
更には平安京守護の為に八幡神を勧請して建てられた石清水八幡宮について、
その成立や中世頃までの歴史について述べたものである。


 著者によると、
八幡神は律令国家の成立とともに国境の神として政治的に登場してきたという。
神といえば、
山や大きな岩を始め霊性を持つ自然物、
あるいは一族の英雄的祖先に対する崇拝などから自然発生的に成立するというイメージがあるので、
最初は神が政治的に成立するというのは本当だろうかという気もしたが、
その頃の政治情勢を踏まえた丁寧な解説を読むとかなり説得力を感じた。
またその後八幡神が「出家」して大菩薩となることや、
応神天皇の霊という属性が付与されることに関してもその時の政治・外交状況が大きく関係しているということで、
八幡神というのはとても政治色の強い神だということが良く理解できた。


 本書では、
その時々の天皇や藤原摂関家がどういう宗教構想を持つかということが、
宇佐神宮や石清水八幡宮の発展あるいは衰退にどう関係したかということも豊富な事例で示されており、
その点も興味深かった。
その他、
本書の主テーマでもある神仏習合や、
禰宜(宮司)や神宮寺の別当職を巡る権力闘争の話なども大変興味深く読めた。
「八幡神」というかなりマニアックな固いテーマを取り上げてはいるが、
全体に分かりやすく書かれており、
歴史好きの人には色々な発見が期待できる本であると思われる。
八幡神とはなにか (角川ソフィア文庫)

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