「復讐の女神」と化して犯人に立ち向かうマープル
マープルがセント・メアリ・ミード村を離れ、
西インド諸島でのバカンス中に事件に遭遇するという楽しい設定。
ホテルの滞在客を村の人々に見立てるのもマープルらしい。
高級観光地の客も村人も、
人間性の上では普遍的という首尾一貫したマープル物の趣旨が如実に出ている。


発端は客の老少佐の死。
少佐がマープルを相手に昔の自慢話をしている際に殺人の噂が持ち上る。
ところが少佐が殺人犯とおぼしき人物の写真を見せようとした瞬間、
マープルの背後を見てその写真を元に戻してしまう。
そして、
その晩に少佐は自室で亡くなる。
当初は自然死かと思われたが、
少佐の寝室に普段置いてない薬壜があった事、
マープルに見せようとした写真が紛失している事などから殺人の疑いが高まる。
マープルは慎み深い老婦人という立場を利用して、
宿泊客の素性を大胆に探って行く。
浮かび上がる様々な人間模様。
そして、
薬壜の移動に気付いた女使用人が刺殺される。


誰の言葉が信用出来るのか否か疑心暗鬼のまま読者を引っ張って行くクリスティの筆力は流石だと思う。
殺人者は過去の成功に酔い、
同じパターンの犯罪を繰り返すというクリスティの従前からの主張も見事に組み込まれている。
ミス・ディレクションに怪しい部分もあるが、
これだけ楽しませてくれれば充分だろう。
結末で「復讐の女神」と化して犯人に立ち向かうマープルだが、
本作は三部作構想の初作で、
次作「復讐の女神」も本作同様に佳作である。
改めてクリスティの残してくれた作品群に感謝したい。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

その他の感想

演出効果◎
知らぬが仏
ツルすべ、ふわふわ、ピカピカになります。
KH最高!
仏教界とも連携している作者を尊敬!
ののか
熱い展開・・・けれど乗れない
新章がはじまるのは半分過ぎてから
早速、練習してきました。
よい靴です
見た目より良い
自分の中の闇に迷う
情報量豊か、しかし評価が分かれる部分も
韓国は戦略的放置するしかない
男女問わずおすすめしたい
白いストッキング?
彼女の作品中ではH度が高い方だが多くのファンの期待よりは低めだと思う。肉体は凄い!
氷点下での使用にはそれなりの装備が必要
よく理解できました。
しっかりした形状で履きやすい
本気な人向け
30年振りの恋人との再会
普通っぽく履けるスリムストレート
外見と価格以上の強度
たいへん満足
ただのメロドラマ、しかし次作のために読んでおくべし
本当にありがとう。
精度よし作りよし納期対応よし但し・・・
日々に彩りを添えるガーデニング
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