大口の真神を訪ねて
本書『オオカミの護符』は、
その昔の武蔵国橘樹(たちばな)郡稲毛領土橋(つちはし)村、
現在の神奈川県川崎市宮前区土橋に所在する著者・小倉美惠子さんの実家の<狼の護符>をきっかけとし、
猪・鹿などの害獣を駆除する狼を敬う<狼信仰>の世界を取材したもの。
著者は映像プロダクションの代表だが、
手探りで民俗学的な探究を重ねていく。
柳田民俗学に関心を寄せるレビュアーは、
本書を通読して、
いくつかの感想を持った。
以下、
思いつくままに。


狼を神使とするわが国の狼信仰では、
埼玉県秩父市の三峯神社、
京都府舞鶴市の大川神社、
兵庫県養父市の養父神社などが知られている。
本書の<狼の護符>の場合は、
青梅市の武蔵御嶽神社の守り札で、
「武蔵國御嶽山大口眞神」と記され、
牙を剥いた<お犬様>の姿が描かれる。
先日、
NHKBSの『新日本風土記』「多摩川」の再放送で、
魔除け・泥棒除けの<お犬様>の護符が家の玄関や納屋の入り口に貼ってあるシーンが流れた。
護符の「武蔵國御嶽山大口眞神」の文字と<お犬様>が大映しになり、
人々が武蔵御嶽神社で護符をいただくシーンもあった。
なるほど、
本書の写真のとおりだ。


古く、
狼は真神(まかみ・まがみ)と呼ばれ、
『萬葉集』に、
「大口の真神の原に降る雪はいたくな降りそ家もあらなくに」(1636)と詠われ、
真神の原は、
奈良県明日香村の飛鳥寺付近にあったという。
長歌では、
「…大口の 真神の原ゆ 思ひつつ 帰りにし人 家に至りきや…」(3268)とも詠われた。
狼の口が大きいことから、
大口が真神の枕詞になった。
真神のマ(真)は、
真砂・真弓・真木などの真正・強調・賞賛の意味の接頭語で、
『大言海』は、
毒蛇のマムシ(真虫)のマと同じか、
とする。
いずれも真に恐ろしい生き物だ。
オオカミの護符 (新潮文庫)

その他の感想

ギター初心者
今作も面白い!
注意事項が箱にしか書いてない
吹き出物知らず
ダイヤモンドの犬
よくある解説書
続いてほしい
なにかつくりたくなる!
いいんですよ、、
革靴のホコリ落としに最適
子どもに関わらない人にも、ぜひ読んでほしい
アダルトチルドレン・共依存症の回復途上の方へ
一人でやるにはオススメできない
モノ言うおじさんたち。。。
明治維新から戦後の現在に至るまで日本が如何に世界金融支配体制に分断・支配されて来たかを白日の下に晒し、日本人のヤマトごころ覚醒を促す憂国の書
市販のストローも使えるとありますが…
石田ゆり子好きにはいいかも。
「まずはこの本から!」の副題に偽りなし
マンガは読まないけど
楽しめてたが、3フライト目に”暴走”、耐久性に難ありか?
川島教(野爆教・くーちゃん教)の信者必携の経典、或いは初級者向け入門書 布教にも最適!
文中に波音を聞き、砂浜をみる。
他メーカーに流用
松尾芭蕉の旅、奥の細道を一緒に旅している思いになります。
AUX音質は△ 他は満足
とても良い。。。
物理の苦手な方は買ってよし!
微炭酸で甘い。
いただいた
【 読むことオススメ★5 】落合シリーズでもの最上級の「面白さ」
戻る