文中に波音を聞き、砂浜をみる。
1955年(昭和30年)に出版された名著、
『海からの贈物』の原著。

日本語訳としては吉田健一訳と落合恵子訳がある。

自分は吉田版を手元に置きながら、
この原著を読んだ。


原文は、
きびきびとした簡潔な英語で、
語彙もそれほど難しくはないが、

すっと頭に入ってくるようなものではない。
悪文というのではなく、
とても硬派で論理的。

女性が浜辺で書いたエッセイです、
というよく日本で見かけるような軽い作品ではない。


だから吉田健一訳と原文とでは(文意は当然一致しているが)、
違いが大きい。

原文をたどっていくと、
著者の女性的な大らかさや温かさ、
ハンサムな人柄を、
文章の向こうに感じることができる。

(それを知っていただくには、
冒頭の一段落分、
13行をここに引用すればいいのだが)

読み進めるとすぐに、
彼女のなんともいえない心情に包みこまれるような読書体験になる。

14行目に入ると、
気分はかなり昂まり、
彼女が書いていく浜辺の旅に同化している。


第1章「The Beach」のラストも見事で、
読者は、
2冊の優れた書物(原作と邦訳)を手元で味わう幸福を知る。


「One should lie empty, open, choiceless as a beachwaiting for a gift from the sea.
 我々は海からの贈り物を待ちながら、
浜辺も同様に空虚になってそこに横たわっていなければならない」

その彼女の文章を読み、
吉田健一訳で確認していくと、
そこに知的に成熟した大人の男がいることを感じ、

それはなんとも(こういう言い方が適しているのか)艶っぽい。


自分はこの本の導入を、
日野原医師の著書で得た。
リンドバーグ夫人によるこの本の存在は知っていたが、

長く読む気になれなかった。
日野原氏はこう書いていた。

「リンドバーグ夫人は50歳になった時に、
”自分はこれから中年になるから、
今後の人生を考え直したい”と
Gift from the Sea

その他の感想

好きなキャラがいるなら購入もありかと
仕舞い難い
熟読して下さい、面白いですよ。
指感覚がしっかり残ります
全体的な評価です
とても喜びました
ハンギングドライネットのたたみ方
複数人でのプレイなら楽しそう
自分の投稿動画なのにまともにDL保存できなかったりのソフト(特殊設定・保護なしなのに)
無数の提督達から艦娘へのラブレター
おみくじシールにもいいですよ。
文学理論を広く明確に紹介した良書。
ブレスレットの改善を
相棒が好きな方はぜひ!
開発経済学者が書いた日本経済史
うーん普通
誤植多すぎ、改訂版希望
まさにミニドライバー(笑い)
つまらない龍
コードレス式購入が正解だった。
今後の日本の政策における礎になるような要素がふんだんに盛り込まれている良書。
使い勝手いいですよ!
見かけより、しっかりした造りで、自宅室内なら十分実用的、かつ必需品
カオスで面白い
ツヤツヤですごい質感
水切れが…
良く取れて綺麗になります
白い方は。
大きいサイズの物も販売してほしい。
なぜ3話収録?
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