近代日本洋画の先駆け

鹿児島市に生まれる。

明治二十九年、
東京美術学校に西洋画科が新設され、
助教授
として招かれる。
浪漫主義的な作風で、
留学生として四年間
パリとローマで人物画を学ぶ。


風景画に意欲的に取り組み、
台湾や内蒙古に出掛け、
西洋と
東洋の特色を融合させた近代日本洋画の傑作を数多く生み
出し、
特に「台湾の女」（１９３５~１９３６年）は人物画として
非常に印象的な作品である。