愛とは、自然で簡単な事だと思っていた‥この冊子では原著のエッセンスと時代背景、フロムの考えの中での位置づけも知れる。
フロムの原著は、
自分の認識不足から、
名前は知りつつも読んだ事がなかったが、
第一回の放送を見て大事な話だと思った。


人の思いや感情はその状況から、
思想もその時代背景から濃厚な影響を受けるだろう。
TVでは思想のエッセンスを印象深く見れたが、
時代背景も書いてあるこの冊子は読みたかった。

100頁足らずで500円程であるが、
多くのポイントが触れられている。


フロムは、
愛が失われた原因は社会構造にある という立場から分析していると鈴木氏は語る。

原著が書かれた1956年のアメリカでは、
既に資本主義社会が高度化・複雑化し、
人々は歯車の様な存在となり、
人々は愛の本質を見失いがちになっていたという。

現代の日本でも(他の国でもだろうが)社会が個人の生活や思いや感情、
行動に影響しているだろう。


フロムは、
第一次世界大戦であらゆるものが破壊される事を見て、
なぜ戦争が起こるかという疑問、
つまり人間の集団行動の非合理性の理由を知りたくなる。
また、
全ての公認のイデオロギーや公式宣言の類に極度に懐疑的に成った。

そしてフロイトと出会い、
精神分析学を研究する。

当時ナチの弾圧が激化し、
ドイツを逃れアメリカに渡るが、
ファシズムを経験して「心理や精神だけを研究していても社会変革は望めない。
社会制度と共に人間の行動原理を探って行く事も必要ではないか」いう思いからマルクスも研究し、
新フロイト派と呼ばれた。

社会変革を考える上では、
国家体制や政治を考える事も大事だが、
社会から愛が失なわれている事も大きな問題だ というのが原著の趣旨、
と鈴木氏は語る。


フロムのメッセージのエッセンスは
愛される自分より、
愛せる自分になる事がずっと大切。

愛する為には、
精神的に「成熟した大人」に 成る事が何より大切。

本当の愛を体験するためには、
愛とは何かを深く学び、
愛する為の技術を習得する必要がある。
(男女が付き合う中で、
相手を思いやったり、
ぶつかったりするうちに価値観の擦り合わせが有り、
人間的に成長する。
)

この冊子の中で、
講師は
フロム『愛するということ』 2014年2月 (100分 de 名著)

その他の感想

この商品があってよかったです
音質が飛躍的に良くなってビックリです
面白いんだが細部が微妙
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動画の時間が多くなったがそのほとんどがへたな人の泳ぎでしめられている
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精神的ダメージは早めに回復させるべし
読み応えはあるんだけど・・・
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