尋ね人（新潮文庫） の感想

　末期ガンの母に代わって娘が、５０年前に忽然と姿を消した元恋人を探して行く中で、いつしか自分の恋愛が重なっていく・・・

　「尋ね人」は、ミステリーやサスペンスではなく、純然たる恋愛小説だと私は思います。
　
　とても素晴らしい作品です。久しぶりに良質なラブロマンスというものを感じました。ストーリーの途中からは、読む事に一気に引き込まれていきました。