現代思想 2016年2月臨時増刊号 総特集◎辺野古から問う (青土社) の感想

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タイトル現代思想 2016年2月臨時増刊号 総特集◎辺野古から問う (青土社)
発売日2016-01-22
製作者石川文洋
販売元青土社
JANコード9784791713134
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もう旧聞に属してしまいますが、沖縄県宜野湾市長選についての文章を、『世界 2016年3月号』から抜粋・引用します。『世界 
2016年3月号』のAmazon書評で引用したのですが、文字数制限に引っかかって、文章が途中でブチ切れてしまいましたので。

○「リレーコラム 沖縄(シマ)という窓 宜野湾市長選に見える「争点隠し」と分断統治 松元剛」(P.212 ~ P.213)

    「日米と沖縄の三者にまたがる重要懸案の行方を占うとされた選挙にしては争点がぼけ過ぎた。地縁・血縁を駆使した現職
     の強みを、安倍政権と自民、公明の与党が総力を挙げた組織戦で補強する異例ずくめの選挙であった。

     キーワードは「争点隠し」と「分断統治」だ。

     政権による常軌を逸した地方選挙への過剰な介入は地方自治の崩壊にさえ結び付きかねない。その地の住民を賛否でいがみ
     合わせ、権力者が統治をたやすくする「分断統治」の色合いが濃厚だ。

     米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設への影響が大きいとされた宜野湾市長選は1月24日に投開票され、
     安倍政権の全面支援を受けた現職の佐喜眞淳氏(51)が2万7668票を得て、翁長雄志知事と県政与党が支持した元県幹部の
     志村恵一郎氏(63)に5857票差を付けて、再選を果たした。しかし、この選挙結果は決して宜野湾市民が辺野古移設を支持
     したことを示してはいない。市民が求めたのは辺野古移設とは切り離した普天間返還ではないか。」(P.212)

    「翁長知事を先頭に選挙に連勝してきた「オール沖縄」勢力にとっては手痛い敗北となった。翁長知事と二人三脚で遊説した
     志村氏の主張を「辺野古ノー」一辺倒と受け止めた市民は多かったはずだ。市外の運動員が目立つ選挙戦は「外様部隊」
     の批判を浴び、組織力の差が歴然としていた。安倍政権と渡り合う上で、翁長知事の神通力に頼る戦略は再構築が迫られ
     ている。」(P.213)

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