横山健 随感随筆編 の感想

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参照データ

タイトル横山健 随感随筆編
発売日販売日未定
製作者横山 健
販売元扶桑社
JANコード9784594069865
カテゴリエンターテイメント » 音楽 » J-POP・日本の音楽 » J-POP

購入者の感想

本書は、氏がピザオブデスのホームページ上で10年以上連載しているコラムからの抜粋集であるが、いつか書籍化しないものか?と淡い期待を抱いていた人も多いのではないだろうか。まさに、私もその一人だ。

この本を手にする人は、既にコラムを熟読しているという方も多いと思われる。
ご存知の通り、最初の頃の内容は、文体も、メッセージの伝え方も、今とは全く違う。
ネットで文章を書いて発信するということに、炎上やクレームといった懸念が付きまとう以前から始まっているうえ、氏もまだコラムというものの形を手探りで進めていたのだろう、その頃の文体は実にストレートかつポップだ。
それらもそのまま収録されているので、ページをめくるたびに「そういやこんなこと言ってたっけなぁ」と思わずニンマリしてしまうだろう。

また、ネット上ではコラムに番号が振ってあるため、読む前にだいたいこれくらいの時期に書かれたものだろう、という心づもりをしてから読み始めるが、一冊の単行本としてまとめられたものは、そういった心の準備がないため、文体の違いやトピックの変化が、いびつなグラデーションを成しているように感じるのも面白い。

そして、おそらく皆さんそれぞれに、心に残ったエピソードがあるはずだと思う。
私にとっては<物の色気>がそれにあたるのだが、この本を手にすることは、まさにその<物の色気>を体感することになる。

ネットでも読めるものをあえて形に残すことで、買いに行ったその日の気持ちは、「本を手に入れた日の思い出」として一緒にパッケージされる。
これは横山健風に言えば、とても「色っぽい」ことではないだろうか。

あえて店頭に行き、自分と同じように浮き足立ったピザTのキッズがいないか気にしつつ、ピザTはいないがスーツの兄ちゃんが本書を手にするのをニヤリと眺めてからレジへ向かい、今度は帰りの電車で迷ってみたりする。
「早く読みたい、でもここで読んで万が一汚れでもしたら……」「うーん、でも読みたい……」
はやる気持ちを抑えながら家へ着き、ようやく袋を開け本書と再会してニヤリ。
「うーん、健さん、やっぱりカッコイイぜ!」と。

届いてその日のうちに読み終わりました。それだけ良い本だと思います。0

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