シモネッタの男と女―イタリア式恋愛力 (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | シモネッタの男と女―イタリア式恋愛力 (文春文庫) |
発売日 | 2013-02-08 |
製作者 | 田丸 公美子 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167838423 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » た行の著者 |
購入者の感想
田丸公美子さんの文庫本の近著。田丸さんは、長年、イタリア語通訳の前線で活躍していて、愉快なイタリアの人々と濃い付き合いをしていて、これまで、沢山のエッセイを楽しく読まさせてもらった。そこで登場した人々で、「その後あの人はどうなったのだろう?」という疑問に部分的に答える内容となっている。
「帯」に書いてあるように、「イタリア美容界・女王の素顔。ミラノっ子顔負けの和製カサノヴァの正体。ギリシャ彫刻さながらの美男の逆玉の輿の顛末。そしてシモネッタの名付け親である盟友との思い出・・」等の六人の男女が取り上げられている。
まあその、二番目は、著者言うところの「ウタマロ氏」だが、イタリア美女を狂わせる国威発揚物の、日本男子の話。最後は、ロシア語通訳およびエッセイエストとして惜しまれながら早逝した米原万里さんの話だ。
これまでの、「断片」のエッセイが、今回は起承転結というか、変遷の果てまでが詳しく描かれている。(結果は、必ずしも、すべてハッピー・エンドでもないので、少しほろ苦い味が残るが・・。)
「帯」に書いてあるように、「イタリア美容界・女王の素顔。ミラノっ子顔負けの和製カサノヴァの正体。ギリシャ彫刻さながらの美男の逆玉の輿の顛末。そしてシモネッタの名付け親である盟友との思い出・・」等の六人の男女が取り上げられている。
まあその、二番目は、著者言うところの「ウタマロ氏」だが、イタリア美女を狂わせる国威発揚物の、日本男子の話。最後は、ロシア語通訳およびエッセイエストとして惜しまれながら早逝した米原万里さんの話だ。
これまでの、「断片」のエッセイが、今回は起承転結というか、変遷の果てまでが詳しく描かれている。(結果は、必ずしも、すべてハッピー・エンドでもないので、少しほろ苦い味が残るが・・。)