ヴィーナス・アンド・マース (スーパー・デラックス・エディション)(DVD付) の感想

オリジナルディスク５曲目「磁石屋とチタン男」の２分４５秒過ぎ to gather our force and run の our と force の間に注意していないと聴き逃してしまう様な一瞬の音飛びがあります。僅か一瞬ですが手や足でリズムをとって聴けば分かると思います。国内盤輸入盤ともに確認済みです。ハイレゾデータは正常なので、ＣＤ用の１６bitに落とし込んだときのエラーと思われます。これからの購入を考えている方は、ユニバーサルの対応を待ってからのほうがいいと思います。

アーカイブシリーズが同時に2枚出ました、今回も少しづつ書き足しながら完成させていきますのでご了承ください。

(Disc-2)

74年から75年に録音された曲でアルバムに入っていないものを14曲（50分）も収録している。本編のDisc-1は42分なのだからお得な感じがする。1、2はジミーが加わって発売したシングルで御馴染みだろう、３，４はカントリー・ハムズという変名で発表されてたものでファンなら知ってるはず。75年に録音されたのに80年代になってからシングルのB面で発売されたのが５と11、バンド・オン〜のデラックス盤で映像収録されていた「ワン・ハンド・クラッピング」からオーディオとしては初収録とされているのが8、9、10　ちょっと水増し感あるがまあご勘弁。これ以降がレアトラックと言えるかも…意外な初ＣＤ化が14のシングル・ヴァージョン、ニューオリンズ録音の本編だが13はロンドン録音のアーリー・テイク、ベスト盤のCD「ウイングスパン」にも入っていたと記憶する7は70年の録音ながら74年にミックスしているのだとか。そして正真正銘、全くの未発表が12でギターとポールとリンダだけのデモ音源、コレは貴重でしょ。そして忘れそうになったけど5の姉妹曲の6も完全未発表です。

(Disc-3 DVD)

映像集も賑やかです。
まずは「マイ・カーニバル」レコーディング風景、厳密に言うとレコーディングスタジオで楽しく騒いでいる映像、この曲がアルバムに収録されていたならプロモーションとして使われていたであろう没映像です。次が「ボン・ヴォヤージュ」でメンバー達がレコーディングの地ニューオリンズに降り立ち歓迎されたりインタビューされたり地元ミュージシャンとセッションしたりの映像で写真では見たことあるけど映像としては初登場。続く「エルストリー…」はロンドンの倉庫のようなところでライブのリハーサルに臨む映像、（合間にサッカーも）ウイングスのリハ映像は見たこと無い人多いと思います。最後は短いコマーシャル映像でビリヤードを興じるメンバーに短く編集された収録曲が流れるというもので現在でも通じる手法だと思うので是非テレビで流して欲しい。