現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書) の感想

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参照データ

タイトル現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)
発売日販売日未定
製作者渋沢 栄一
販売元筑摩書房
JANコード9784480065353
カテゴリ人文・思想 » 哲学・思想 » 東洋思想 » 東洋哲学入門

購入者の感想

渋沢栄一は戦前を生きた人だけど,その精神や考え方は十分応用可能。

大なり小なり,自分の生き方になにか変化を与えてくれるはず。

渋沢の生きた時代は「知識ばかりを重視して精神を磨くことはなおざり」だったらしいけど,
今は余計そういう傾向が強いんじゃないかなア。現代人に足りないものに改めて気付かされる。

現代語訳でかなりわかりやすい。数日で読破可能。

本書は、守屋淳氏による驚くべき超訳です。
書名には「現代語訳」とありますが、この表記はウソと言って過言ではありません。

かなりの部分で訳などせずに、どんどんと原文を切り捨て、
他方で原文にはない文章を加えている創作になっており、
こういう暴挙(笑い)が許されるのかと唖然としてしまいました。

検証してみたい方は、渋沢栄一『論語と算盤』(角川ソフィア文庫)と比べて
みてください。
私と同じように唖然とするはずです。

ただ、文章は渋沢栄一翁とはまったく別物ではありますが、
その思想は伝わるであろうということで、星三つの評価とおまけさせていただきます。

この本を読まれる方は、これは渋沢栄一翁の文章ではなく、
その考え方を知るものだという割り切り方をして読まれるなら、
このような本であっても益するところがあるかもしれません。

かつてあの経営学の神様ピーター・ドラッカーは渋沢栄一に学べと言っていたと言われます。
その渋沢栄一は商業に論語を応用して道徳観のあるビジネスを実践しました。
本書はその渋沢氏の哲学のエッセンスが詰まった論語と算盤の現代語訳版です。
ほかの「論語と算盤」は読んだことはありませんが、まえがきにあるように本書は中学生でも
よめるように現代語訳したものです。
まえがきのとおり、非常にわかりやすくすらすら読めます。
より原文に近いものを読むのもいいと思いますが、まずは実践ですのでこの本を読んで内容を
理解したほうがよいと思います。

すべてのビジネスパーソンに読んでほしい名著だと思います。

現代語訳になっているせいも
あるのかもしれませんが、
今でも十分に通じる内容です。

資本主義は、利己主義に陥りやすいので
道徳的な指針が必要だと述べています。
不動産バブルやリーマンショックなど、
本書が鳴らしている警鐘がぴったりと
あてはまっています。

明治の時代にすでに指摘されていた点を
我々はいまだにコントロールできて
いないんだと感じました。

普遍的な名著だと思います。

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