これまでのあらすじ
『カゾクノアイ』
「津金沢くん、体育館まで、倉庫の鍵、取りに行ってくれる?」突然話しかけられた。クラスメイトの鵜川ルイ だ。「あ、うん、いいよ」 委員長をやっていて、美人で頭の良いルイに話しかられたのは初めてだったので、少し緊張しつつ、颯は体育館に行った。「鍵,,,どこだ? あ、あったあった」 ガシャーン その瞬間、体育館倉庫にルイが入ってきた。(何だ?今の音は?) 「津金沢くん ねぇ君ってさ... お父さんが変な宗教に入ってて、虐められてこの町に来た って本当?」 心臓がドクン ドクン と鳴っている。額から汗が垂れる。何でその事を,,,「なっ、なんのこと?」 必死になってそう答えた。「知らないふりなんて、しなくていいんだよ♪」優しい声でルイが言い、颯に近づいて来る。また颯の額から汗が垂れる。その時、颯は叫んだ。「知らないって言ってるだろ!!」無意識に手が動き、ルイを押し倒してしまった。
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筆者:納豆 読者:114 評価:0 分岐:1