これまでのあらすじ
『死相』
私の母は、死相が視える。気付いた時にはそう認識していた。小さい頃から、私の母が何か「気に入らない様な目」で見つめた者は、遅かれ早かれ死んでいたからだ。
何故なのだろうか、そんな事は幼かったので、考えようともしなかった。なので、勿論母と、死んだ人達の会話の内容すら覚えていない。しかし、私は成長するにつれてその理由をやっと理解する事となった。[死]ぬ者を気(木)に入らない[目]で[見る]のには、訳があったのだ。
何故なのだろうか、そんな事は幼かったので、考えようともしなかった。なので、勿論母と、死んだ人達の会話の内容すら覚えていない。しかし、私は成長するにつれてその理由をやっと理解する事となった。[死]ぬ者を気(木)に入らない[目]で[見る]のには、訳があったのだ。
続きを選択して下さい
筆者:人生オワタ 読者:412 評価:0 分岐:1