敗因は寄稿者が年寄りすぎること。

若者がピュアオーデオから離れたのではなく、
評論家からバイヤーに至るピュアオー
デオ業界が、
そもそも若者とは無縁の年寄りで埋め尽くされていることを、
如実に
表した１冊として評価したい。


寄稿者全員、
実は「ＣＤかアナログレコード＋大型スピーカーシステム」の信奉者で
「強いて小型を選ぶなら」という本心が記事から読み取れてしまう。


業界の重鎮にしてみれば、
mp3など語るに足らない音源なのであろうが、
メーカーは
それを前提に小型化を図っているのに、
記事がそこを避けてしまっては売れようはず
もないし、
スグにネタ切れとなるのは必然だ。


デジタルオーディオ世代である、
３０代の寄稿者による「AACを最良の音質で再現する」
といった特集での復刊を望む。