3万円以下で買えるビデオカメラの中では一番、と人にお薦めできる機種

大前提として理解しておく必要があるのは、
この価格帯のカメラは
「綺麗な映像を撮る」ことには全く向いていません。


本製品について言えば、
暗所は苦手ですし、
明るいところでは白飛びします。

色再現もイマイチでコントラストが弱く薄っぺらい絵になります。

ホワイトバランスのオートモードも信頼性に欠けます。

撮れた映像の質だけで言えば、
スマホの動画撮影機能に毛が生えた程度です。


なので、
「子供の入学式や結婚式など大切な思い出を残したい！」みたいな
ここ一番という用途ではなく、
日常のちょっとした光景をスマホのカメラで
写真に撮るような気軽さで動画に撮るためのもの、
程度の認識にしておいた方が、

購入後に大画面テレビで観た際のガッカリ感は少ないと思います。

（そうなると「じゃあスマホでいいじゃん」と思うかもしれませんが
やはり餅は餅屋ということで、
使い勝手などはビデオ専用機が圧勝です）

少しでも高画質を望む方は、
悪いこと言わないのでもう少し上位機種を検討した方が良いです。


さて、
それを理解したうえでの本製品の評価ですが、
価格を考えると非常に優秀です。

いくつか下記に挙げます。


●サイズ、
重量
一昔前の感覚でいると「こんな小さくて動画撮れるの？」と半信半疑になってしまう大きさと重さ。

他社製品も同程度ですので本製品が突出しているわけではありませんが、

上着のポケットなどに難なく入り機動性は抜群です。


●広角なレンズ
同クラスの他社製品などには38mm程度のものも多々見受けられますが
本製品の28mm広角レンズは室内や自動車内での撮影でも便利。


ちなみに画角の違いというものがよくわからない方もいるかと思いますが、

近くにいる人を撮ろうと思ったときにその場でカメラ向けて全身まで撮れるか、

遠くまで離れないとバストアップなどの狭い範囲しか撮れないか、
の違いです。


「○mm」の数字が小さいほど広い範囲（全身）が撮れます。